Cross Cultural

Le Manga

201411-211written only in Japanese

長距離便の機内では、アニメーション映画を見ることも多い。あるいは、正直あまり面白いと思ったこともないものの、いわゆるマンガをもとにした映画を見ることもある。暇つぶしということもある。だが、どちらかと言えば、折角の機会だから見てみたいといった理由である。妙なアクションサスペンスを見るより明らかにその回数は多い。

ところがである。マンガそのものが実は苦手である。そもそもイメージが湧かないから、なんとなくストーリーを追っているだけになってしまう。何故か動きのあるシーンが止まっているように見えたり、会話が不自然に見えたりと絵の中に入り込めないこともある。その点、風刺画や4コマ漫画はそのものズバリでまだ読みやすい。どうやら、連載マンガの類がだめらしいのだ。最近は電車で雑誌としてのマンガを読んでいる人も少なくなったような気がするが、たまに熱心に読んでいる人を横からそっと見て、純粋にすごいなと感じてしまう。

201411-212もちろん、マンガは日本固有のものではない。ベルギーにはバンドデシネ(タンタンが有名)と呼ばれるマンガの文化がしっかり根付いているし、いわゆるアメリカンコミックは指摘するまでもない。もはや明確に文化としての歴史と位置を持っている。こうなると、アニメーションではなく、マンガを楽しめないのは少々残念でもある。

最近は日本のマンガが一定の評価を得て、フランスあたりでは、若い層を中心に多くの読者がいる。先日も知人のフランス人が頼まれて数十冊のマンガを買ったとのことで、スーツケースに入らないからそれでも半分諦めたと話していた。やれやれ。どこまでブームは続くのか、マンガを読まない身としては、半ばあきれ顔で驚くしかない。いまや、地方都市にも専門店があり、ひょっとすると文化として定着するのだろうか。本の左右の開きの違いから、フランス語訳ではなく日本語で読む人も少なくないから、マンガで日本語の勉強をして、妙に今風な日本語を話す生粋のフランス人が現れるのは時間の問題だろう。変な日本語を覚えなければ良いが。

Art, Bonne journée, Photo, photo challenge

Weekly Photo Challenge: Minimalist

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Minimalism, what a charming word. Many of the things are too complex today.

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Time to time, I tried to take a simple picture with light and shadow but it was far from the minimalism. One of such pictures I did was a previous header image of the Mont Saint Michel in France as some my readers know.

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In response to the weekly photo challenge, Minimalist by The Daily Post.

photo panoramique

Monochrome Monday: gradient alleyway

201411-130Yokohama is NOT known as a slope city but actually you may see many steep gradients here and there.

横浜はあまり坂の町としては知られていないが、実際のところ、多くの急坂がある。

 Could be also the weekly photo challenge: Descent.

Art, Bonne journée

Bonne journée (33) 国立新美術館

201411-125Written only in Japanese.

六本木というよりはむしろ乃木坂の感覚の国立新美術館を久しぶりに訪ねた。そのメタリックな威容は、それ自体がアートであると同時に、アートを楽しむ場所としては些か落ち着かない不安な感覚を覚えなくもない。巨大な空間もさることながら、大きな展示が同時開催され、それぞれの思いでたくさんの人が集まってくるその忙しなさがひとつの理由であるかもしれない。つい先日まではオルセー美術館の有名作品が展示されていたと思えば、日程を重ねるようにチューリヒ美術館のこれまた有名作品の展示が始まるといった具合である。教科書で見たあの絵を実際に見てみたいという人もあれば、印象派の絵が好きだという人もいる。ともかく絵が好きで、全部の展覧会に脚を運ぶ人もいるだろうし、六本木に遊びに行ったついでにふらっと立ち寄るということもある。さすがに稀かも知れないが、全部の展覧会を1日でハシゴする強者もひょっとしたら案外そこそこいるのかもしれない。

201411-124そうやって、まるで大型のショッピングモールのように行き交う人の流れが、静かなアート空間という決まりきった概念と喧嘩する。そんな意味では、ある種、コンテンポラリーアートの中にでも入ってしまったような感覚でもある。

その対極にあるというわけでもないが、どこかの邸宅で個人コレクションでも見ているかのような錯覚を覚える美術館として、東京都庭園美術館、原美術館、日本民藝館などは、落ち着いてゆっくりと過ごせる場所である。もちろん、他にもそんな美術館はたくさんあるが、個人的にはこの3つは好みである。東京都庭園美術館(過去記事)は3年もの休館を経ていよいよリニューアルオープンということで、どうなっているのか楽しみでもあり、少しだけ不安でもある。美術館サイトの情報を見る限り、どうやらあの雰囲気はしっかり残し、建物それ自体が美術品と言って良い旧朝香宮邸の修復も進んだとのことなので、きっと思っているあの雰囲気は守られているだろう。

201411-121 近代的な美術館にも古い美術館にもそれぞれの良さがあり、どちらが良いという話でもない。ルーブル美術館などは新しさと歴史が同居した巨大美術館として多くの人々を呑み込み、ガイドブック片手に行ってみたものの、結局あれがどこにあったか分からないといった話はもはや当たり前となっている。一方でこの国立新美術館は、めまぐるしく展示が動き、いつも新しい。公募展の場としての役割もあるからだろう。巨大な展示室は殺風景でもあり、エネルギーにもあふれている。

なにやら、自分が美術品を見に行っているのではなく、美術館を見に行っているような気がしてきたが、それもまた楽しみ。そう思いたい。

今日も良い一日を。

201411-123