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Mostly Monochrome Monday #306

It was only five years ago that I wondered what day of the week it was while walking down a road in the strong SoCal sun. It should be instant in aspect of astronomy but almost eternal for me, perhaps also for you.

南カリフォルニアの強い日差しの中、幹線道路沿いを歩きながら「今日は何曜日だったかな」と思い倦ねたのは、たった5年前のことだった。 それは天文学からすれば一瞬のはずだが、私にとってはほぼ永遠だ。そしてひょっとしたらあなたにとっても。

A Part of Mostly Monochrome Monday

Art, Bonne journée

波打つ昨日

実直にまっすぐ張られた架線と
波打つスレート屋根との隙間を
ゆったりと流れる雲と雲の間に、
冷たく銀色に冷えた夕暮れ時の月を見つけ、
雨と曇りの合間に忘れられた晴れを思い出した。
もうまもなく
地球上のどこかの水平線か
そんな捉えようもない何かに沈む太陽は、
薄汚れた雲の積み重なる向こう側に
おそらく、
たぶん、
きっと、
あるはずだった。
耳たぶのような
冷たく柔らかな刃物で
何時間も切り刻まれた初夏が、
紫陽花の上に逃げ出した羽虫のように転がった。
湿った腋の下に緑色の傘を抱え、
乾いた喉の上に赤茶色のコーヒーを流し込む
帰宅途上の色のない難民は、
次の通勤電車にまとわりつく風に、
誰もが思い出そうとしない昨日。

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Floral Friday #119

 バラは横浜市の花であることはよく知っているし、たくさんのバラ園があり、いろいろな場所でバラのモチーフが使われていることもわかってはいるが、なぜバラなのかはちっとも知らないことに気がついた。今時、Webで探せば説明などいくらでもあるわけで、調べてみれば横浜市のサイト
「横浜市の花「バラ」は、花と緑あふれる横浜を創造するシンボルとして、1989(平成元)年9月23日、市民により定められました。西洋バラの多くは開港間もない横浜から日本へ上陸したといわれ、その後1世紀以上にわたって市民に親しまれています。」
と書いてあった。あぁ、なるほど。それはそうだ。などと軽々に思いながら、1989年というところに「おや」と思う。そんなに最近だったのかと。そんなことがあったかなぁ、などと思い返しても何も思い出せない。
 芋づる式に情報を得ながら、今度は余計なことを考える。横浜に住むものにとって、横浜駅のシンボルのひとつがそごう横浜と横浜高島屋という二つの大きな百貨店なわけだが、高島屋はバラの包みの高島屋ではないかと。こんなところにもと思いながら、ふと気づく。高島屋は大阪の会社ではなかったかと。で、調べてみたら、登記は難波で東京本社は日本橋。やはり無関係だった。
 まぁ、そんなものである。

 そういえば、今日(6/2)は横浜の開港記念日。学校はお休みで、様々な施設が子供たちは無料になる。夜は花火が打ち上げられ、街の至る所でイベントもある。お天気がなんとかなると良いのだが。