Cross Cultural

Vacances

 知人のほとんどがバカンス中だった。連絡しても返事が返ってこないと分かっているから、普通は連絡も入れないが、仕事の方は締切もあるから仕方なくメールしたりする。すると、即座に返事が返ってくる。曰く、「ただいまバカンス中です。戻り次第ご連絡差し上げます。」はいはい、分かっていますよ。自動応答である。

Most of my French colleagues and friends have been on vacation. I usually don’t bother contacting them because I know I won’t get a reply, but I have to send emails for work because of deadlines. And I get an immediate reply: “I’m currently on vacation. I’ll contact you as soon as I’m back.” Yeah, yeah, I know. It’s an automated response.

 まあ、文化の違いでもあり、気候の違いでもある。お盆に田舎に帰るといったことはあっても、3週間も避暑するわけにもいかない。ぼんやり船にでも乗って海風を感じ、戻ってきたら皆んなでパレ(写真のボードと鉄の丸い道具を使うペタンクみたいな遊び)でもするか、なんて思いもしない。何しろ暑いのだ。冷房の効いた部屋で過ごすか、せいぜい馬鹿高い高原のリゾートで過ごすか。

Well, it’s a difference in culture, and a difference in climate. While I might go back to my hometown for Obon (a kind of summer festival), I can’t exactly escape the heat for three weeks. I don’t even think about taking a leisurely boat ride, feeling the sea breeze, and then having a board game with everyone when I get back. It’s just too hot. I either stay in an air-conditioned room, or at best, at a ridiculously expensive highland resort.

 せめてイメージだけでもバカンスのつもりになって、温泉のある高原のホテルの写真を見ていたら、冬にでも温泉でのんびりするのも良いなあなんて考えた。でも、実は温泉が苦手なのだ。熱いお湯だとのぼせてしまう。子供の頃に、倒れたこともある。それでWeb上で湯あたりを調べてみたら、冷たい水で絞ったタオルを頭に乗せろという。おや、タオルを湯船につけてはいけないから頭に乗せているのかと思ったが、他の意味合いもあったのか。いや、そのくらい滅多に温泉には行かないのだ。

To at least get into the mood for a vacation, I looked at pictures of a hotel in a highland area with hot springs, and thought how nice it would be to relax in a hot spring in winter. But actually, I don’t like hot springs. Hot water makes me dizzy. I even fainted once when I was a child. So I looked it up online and it said to put a towel wrung out in cold water on your head. Oh, I thought that was because you’re not supposed to put the towel in the bath (note: It’s like a Japanese hot spring etiquette, something necessary to keep the hot spring water clean. It’s one of those things like washing your body before getting into the bath, not wearing a swimsuit, not staring at other people, but enjoying conversation.), but there is another reason. That’s how rarely I go to hot springs.

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(Floral) Friday Fragments #286


 猛暑日が普通になって、最高気温が32度くらいだと涼しいような気がするのは、感覚がおかしくなっているのだ。そんな会話をしていたら、案外気温が下がってきた。夏だって昔から涼しい日もあったのだ。これが普通だ。でも、寝苦しいことには変わりはないらしい。むしろ、曇った日が続くと、湿気がまとわりついて、この枕木みたいに朽ちそうな気分になる。

 最近、ふとしたことから温泉の記事を調べていて、頭に乗せるタオル(昔だったら手拭い)の意味が他にもあったことを知った。ある程度の年齢になっても、案外、知らないことも多い。それは、時代が変わって不要になったとか、習慣が変わったとか、そんなことも背景にあるのだろう。TV番組で蚊帳(かや)の話が出てきて、そういえば最近は見ないなあと思ったが、確かにこれほど網戸が普及したら蚊帳も必要ないのだろうななんて改めて考えたりする。だったら、頭に乗せたタオルの意味合いだって、違ってくるのだろう。

 で、ふと思ったのだ。網戸のない、蚊帳を吊った宿なんて面白いんじゃないかと。もちろん防犯上の課題はあるだろうが、外から入れないような作りの宿なら、雨戸を開けて蚊帳で寝る宿なんて、ワイルドで良さそうだ。テントで寝るより面白そうな気がしないでもない。ん?そもそも蚊帳が売っていないか?きっとそんなことはない。ニーズは減っても生産はしているに違いない。

 この記事を書いているうちに蚊取り線香の匂いがしてきた。もちろん、頭が勝手にそう感じているだけで、蚊取り線香の煙が漂っているわけでもない。でも、それは子供の頃に、蚊取り線香を焚いて蚊帳の中で眠った微かな記憶にも関連するに違いない。あの時すでにクラシカルなものだったのだから、今はどうなのだろう。

 SNSで蚊帳とか銭湯の手拭いとかのポストを見ても、今や昔話であったり昭和レトロ的文脈のものばかりで、さすがにもう普通に使われているようなポストは多くなさそうだ。それどころか、男性更衣室に女性の清掃員が入ってきたというポストに、結構な数のけしからんというコメントが付いていて、確かにコンプライアンスなんて視点もあるよななんて考えた。でも、20年くらい前までは、清掃員の方はサッカーのレフリーと同じ。石として扱ったような時代だった。いや、その当時もけしからんことだったが、これほど叩かれる話でもなかった。

 そう考えると、蚊帳だけの部屋なんて、今や成り立たないような気がしてきた。でもなあ、何だか面白そうな気がするのだ。古民家でも改造して、周囲に人が入れないように塀を作って、五右衛門風呂に蚊帳の部屋なんてだめかなあ。利益出ないか。

Cross Cultural

podcast


 先日、毎日のように聞いているPodcastが過去一年のまとめというのを出力してくれるというので、試してみた。分かっていた事だが、普段聞いている音楽の90%がジャズ、8%がラテン、2%がクラシックだそうだ。たまにはロックも聴いている気がするするが、このPodcastではほとんど聞いていないという事なのだろう。

 このPodcast以外も含めた実感としては、6割ジャズ、2割ラテン、1割がクラシック、残った1割がその他という感じだから、分析は外れているわけでもなさそうだ。車を運転する時はFMラジオなので、それまで含めたら、J-POPだってそこそこ割合が高いのだろうが、選んでJ-POPを聞いているわけでもないから、好みという点では実に正しい。恐ろしいものである。そんなところまで個人情報が収集されているというわけだ。

 この個人情報を使ってお勧めされるのは、別な番組であって、間接的にオンラインやCDの音楽の売り上げにつながるのだろうが、たいして害はない。これがGoogleなら山ほど広告が出てきて辟易させられることになるのかもしれない。

 もう、Google検索はほとんど使っていないが、広告は避けようもないし、税金みたいなものだと諦めもついた。せめて、もっと怪しいYahoo!だけでも避けておこうとしてはいるが、当たり前のようにLINEの連絡とPayPayの支払いを要請されるので、困っている。

 ところで、日本のPodcastは音楽を聴かせてくれるものが少ない。どうやら日本の場合は著作権関連の管理が曖昧なケースが多いというのが理由だと聞くが、そうなのだろうか。確かに日本のテレビ番組が海外で放送できないのは、権利関係が解決できないからだという話はあった。でも、今どき、日本国内に限定していても生き残れないのだから、権利関係くらいクリーンにしても良さそうなものだが…。