Bonne journée

Bonne journée(21): Looking into a deep

20130921-001日本語は後半に。

Looking into a deep and dry blue 
through a break in the trees. 
Falling down to the sky like 
fragments of the summer filigrees. 

When dry air covers the city of Yokohama, close to Tokyo, it tells the Autumn is coming just over there. Autumn is also rainy season. Both dry air and rain brings the harvest season to Japan.

20130921-003乾いた深みを木々の間から覗き込む。光が零れるかわりに自分が落ちて行く。秋の空は深い。

通勤電車の軋む音にふと、前に座る疲れた誰かがふたり分の椅子を使ってうなだれているのに気付く。薄目を開けて混雑し始めた車内を見回し、再び目をつむる。まるで世界など最初からなかった様に、周囲から目をつむる。

ひどく暑かった夏の終わりに秋の扉をこじ開けた風雨が、ひと足先に黄色くなった葉を散らす。秋にはまだ少し間がある。

通勤電車が乗り換え駅に近付いて行く。スピーカーがパチと音をたてる。乗り換えの案内。そして、「どうぞこの先も気をつけて行ってらっしゃいませ」と、いつもと違うアナウンス。

Photo, photo challenge, photo panoramique

Weekly Photo Challenge: An Unusual POV

20130908-001Wired!

It is said that, considering easy recovery from accidents like an earthquake, power lines should not be buried in the ground in Japan. I’m not sure it’s true.

Anyway, it’s not preferable fact for photography but, sometimes, it looks like a contemporary art.

Art, Bonne journée, Cross Cultural

Bonne journée (7)

焼き物 には陶器、炻器(せっき)、磁器とあって、ある程度、焼く時の温度で決まるものと思っていたが、土の違いが大きいそうである。自分の浅学を恥じるところだが、考えてみれば、その土地の焼き物は固有の姿を持っていて、その土地固有の土がそれを生み出していたりする。充分な質の土が採れなければ、伝統的な姿を維持することが難しい。伝統的な工芸とその土地の土があって、様々な焼き物があるのであろう。

栃木県南部の益子は、首都圏から日帰りできる焼き物の町のひとつである。近年、街中が大きく整備され、ちょっとしたリゾート風な感じの部分もあって、古いこじんまりと落ち着いた益子を知る身には少々淋しいが、せっかくの週末を過ごすなら、おしゃれなカフェのひとつもあった方が良い。観光シーズンの週末には蒸気機関車も運行され、山間の田園を歩けば、近代的な建造物もないのどかな風景が広がっている。

益子は、あまり報道もされないのでよく知られていないが、実は先の震災で大きな被害を受けている。周囲の市町村も含め、震災後の夏は、無残にも瓦屋根が崩れ、多くの家々の屋根にはブルーシートがかけられていた。倒壊するほどの被害は少なかったようであるが、壁が崩れたり、塀が倒れたりで、表面からは見えないところも含めて、相当な被害であっただろう。
しかし、この夏に訪ねた益子は、少なくとも表面的には、すっかりもとのようであった。もはやブルーシートもないし、崩れたと思われる塀もすっかり新しくなっている。知らない間にコンビニができて、少し風景が落ち着かなくなったりもしたが、そこに住む人にも旅行者にも利便性が増したのだから、それはそれで良い。
問題はそこではない。生活が立ち直った後にくる、益子らしさをどう取り戻すかにあるようだった。
Continue reading “Bonne journée (7)”