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(Floral) Friday Fragments #298


 先週のハロウィンの大騒ぎを見ながら、ハロウィンといえばオレンジ色のカボチャと思っていてはダメだななんて、ひとり反省していた。

 その昔はちょっと怖い死者の日と子供達のお菓子のお楽しみの日とが混じっていた。ジャック・オ・ランタンと骸骨が置かれ、子供達が学童などのイベントとして、お菓子をもらい歩いていた。それが、いつの間にか若者が仮装して飲み歩いて大騒ぎするイベントになり、今はまた、子供達のイベントに変わってきたような気がしている。違っているのは、子供達が一様に凝った仮装をしていると言うことか。そうなると、かぼちゃのオレンジ色が街中に目立つことには違いはないが、ずっとカラフルになる。大規模商業施設を歩いていれば何十人もの仮装した子供たちとすれ違う。オレンジ一色などではなく、極彩色の世界である。

 フランスにはハロウィンはほとんどないし、日本でも飾り付けは商業施設に少しあるだけではある。もちろんイベントをしている商業施設なら派手な骸骨のディスプレイもあるが、普通の街中は至って静かだ。その静かな普通の街は、案外オレンジ色をしている。ハロウィンではもちろんない。秋はオレンジ色が多いのだ。

 店頭には早生みかんが並び始め、柿と隣り合わせでオレンジ色をアピールする。春はピンクや白が多かったのに、秋になったら花はオレンジ色が目立つ。ふと落ちてきた桜の葉も柿の葉もオレンジ色だ。そうか、勘違いしていた。ハロウィンがオレンジ色なのではなく、街がオレンジ色なのだ。冬至までもう少しある。かぼちゃの出番は案外これから。

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(Floral) Friday Fragments #297


 あれ?秋晴れって何だっけな。

 ふと疑問に思ったりする。秋雨が上がり、移動性高気圧に覆われてカラッと晴れた状態を秋晴れと言う。そう思っていたし、慌てて調べてみたらそう書いてあるサイトが多い。秋の台風が通り過ぎた後の青空なんて書いてあるサイトもある。でも、思うのである。それって頭で考えた情景じゃないのと。

 秋雨が上がって青空が出たということは、秋雨前線が南に下がって、北からの少し乾いた空気が入ってきたということが多いのだろうか。あるいは、停滞する秋雨前線に沿って南岸を低気圧が通り、太平洋に抜けて発達した状態だろうか。停滞前線は、冷たい風が優位になり、寒冷前線となって通過して行ったあと、少し強い北風が吹き込んできたという状態だ。台風も似たような状態だ。偏西風に乗って台風が南岸を通過した後、北から少し冷たい風が回り込んでくる。あまり疑問を感じるような話でもない。

 今回は、それが妙な感じがしたのだった。秋雨前線が一気に下がったのならわかるが、大抵は南で上がったり下がったりを繰り返す。確かに晴れたりはするが、モヤっとした空になって、カラッと晴れたりはしない。南岸を低気圧が過ぎ去って行っても、シベリア高気圧が十分に発達していなければ、台風一過の晴れにはならない。案外10月は秋晴れにはならないのだ。11月3日は晴れの特異日なんて言われるが、逆に言えば、それまではなかなかカラッと晴れない。結局、スコーンと抜けた青空が広がる晴れは、11月の冬型の気圧配置じゃないのだろうか。

 どうでも良い話であることは重々承知している。でも、頭で記憶している「定義」は、案外思い込みのような気がしてしまったのだ。秋の空って案外湿っていて、冬の空気が流れ込んできた時に、太平洋側が乾いた空気に覆われた時だけカラッと晴れる。その機会は思いの外少ないのかなと。

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(Floral) Friday Fragments #296


 さすがに秋らしい日差しになってきたが、今年も10月だというのにまだまだ半袖で過ごすことも多い。先週末は、金曜日から3日連続で膝上丈のジョガーパンツで過ごしてしまった。いや、暑いんだからそれでいいだろうなって理性は言っているのだが、心のどこかで、この季節にその格好で外を歩いたら恥ずかしいだろうなんて思わないでもない。

 それで思い出したのだが、2021年に一時帰国で横浜に2週間ほどいた時のことである。10月だったので住んでいたフランスは完全に秋の気候だった。長袖は当たり前の季節だったわけだが、日本は結構暑いよとは聞いていた。仕方ないから少し薄手の長袖に上着を羽織って飛行機に乗り、羽田に着いて上着を脱ぐ作戦にした。で、帰国してみたら、暑いのなんの。結局毎日半袖にショートパンツで過ごすことになった。

 暑いくらいの方が楽ちんな格好でいられるし良いかなとは思ったが、洗濯も忙しい。そんな状況でフランスに戻る直前まで遅い夏を満喫したのだが、最後に免許証の処理を予定していて、神奈川県の試験場まで出かけることになっていた。そしてその朝は、天気予報通り雨が降っていた。ずっと晴れて暑い日が続いていたので、フランスに戻る前に少しフランス的な気候になるのは良いかも知れないと、かなり楽観的に考え家を出た。

 すると、そこそこ悪天候の外は、小雨と同時に風が吹き、乗ろうとしていたバスはなかなか来ない。念のために持っていた上着を着ても背中まで寒くなる。直前まで30度近い気温にTシャツで過ごしていたというのに、長袖に上着でもガタガタ震えるレベルである。そこでようやく思い出した。もう10月なのだ。寒い日は寒い。その前までが例外だった。なんとか用事を済ませ、フランスに帰ってみれば、もう秋が深かった。

 秋らしい秋が恋しい。

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(Floral) Friday Fragments #295


 この写真、どうしようかなあ?なんて考えているうちに、ようやく晴れが続くようになりました。今更ですが、アップしています。晴れ続ければ雨が降って欲しいと思い、降り続ければ晴れて欲しいと思うワガママな自分ですが、今年は、しばらく晴れで良いとさえ思うほどに、横浜は雨が続きました。東京も連続降水記録が2019年を上回って史上最長だったそうですが、数字以上に降っている感じがします。雨の中で露天風呂だなんて日もあって、ブルターニュみたいだと冗談を言うほどでした。ちなみにフランス人にとって雨のイメージのブルターニュですが、年間降水量は東京とかわりませんし、フランスでも平均的なレベルです。要は、はっきりしないお天気が多いということですね。

 さて、ようやく晴れが続くようになったと思ったら、秋本番です。美味しい秋、爽やかな秋、落ち葉が憂鬱な秋。いや、秋なんだから落ち葉が多くて当然です。むしろ、その落ち葉が風に吹かれてカサカサと音を立てるのも風情というものです。その音に重ねるようにヤモリのなくチチチという寂しげな声。 

 いや、どれほど風情があろうが、近所の公園の桜が葉を落とすこの時期は、掃いても掃いても桜の葉が車庫に入り込んできます。それどころか、家の周りの側溝や市道の階段にも桜の葉が積み重なってゆくのです。春に花見をして楽しんだ方が、秋の落ち葉を片付けにきてくれるわけではありません。もちろん、それで良いのですが、無限に続く掃き掃除が悩みのタネ。何か良い手はないかなあと考えてしまいます。

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(Floral) Friday Fragments #294


 ようやく雨があまり降らなくなって、足元が乾いているのが嬉しい。
 いやはや本当に長い長雨でした。西日本は少雨と聞いていましたが、東京近郊の特に南の地域は雨が多すぎて、その差がにわかには信じがたい状況でした。
 この花はヤノネボンテンカ。芙蓉属の小さな花です。9月いっぱいくらいは咲いているので、通勤時間に楽しませてもらいました。このポストを書いている今は、もう、ほとんど残っていません。近所に巨大化したオクラが咲いているのですが、こちらもアオイの仲間だそうで、花はなかなか似ています。もちろん色も違いますし、じっくり見たら形も全然違うのですが、アオイの仲間はわかりやすい。

 さて、今日は不在にしています。このポストは、1週間前に下書きを書いて、予約に放り込んでおいたものです。しばらくは、細々と色々あって、時間的余裕がなさそうです。全体的に見たら暇だし、血気盛んだった若い頃に比べたら、かなりスローペースなんですけどね。