Cross Cultural, Photo

Floral Friday #209


 水曜日の写真(Wordless Wednesday)はこの花畑の隅の部分を撮ったもので、ある意味同じ場所の同じ被写体の写真なのだが、雰囲気が少し違って見えないこともない。写真の楽しみは、単に光を記録しているだけで筆の運びといった技術や工夫がないにも関わらず、切り取り方や光の捉え方で異なる結果が得られることかなと思う。だから案外奥が深いのに、素人でも手が出せるアートになり得るのだろう。

 写真の場所は南房総の花摘み園で、観光花摘みの裏には出荷用の畑もあったりする。最近は夏場以外は観光客も少なくなっているらしいが、温暖な気候を利用しての花の栽培は長年続く房総の産業のひとつである。その南房総を、横浜からそう遠くない場所にある美しい場所として、冬場にも時々訪ねてきた。聞けば、昨年の夏の猛暑で苗がよく育たず、今年は出来が良くないとのこと。確かに昨年に比べるとだいぶ花も少ない。観光花摘みは高齢化も進んで廃業する畑も多く、気候変動がそれに追い打ちをかけているのかもしれない。
 ジャックマイヨールが愛した館山、青木繁が愛した布良、海があり山があり、冬でも花が咲く温暖な房総。のんびりするには良い場所である。

Bonne journée, photo challenge

Lens-Artists Challenge #335: Exploring Color vs Black & White


Color usually conveys a lot of information. In most cases, that’s true. But sometimes, like in cityscapes, color is just part of the symbolism. That’s why I prefer monochrome photography. Some information may be lost, but rather, information such as shapes that you don’t notice in color may be added, and the photo may be found to be fail.
This photo was taken with an iPhone. I had my camera with me, but I needed mobility, so I left the camera in the car and took the photo with my iPhone. If you can’t look through the viewfinder, you may actually take more interesting photos by a smartphone.

Lens-Artists Challenge #335: Exploring Color vs Black & White

 (意訳)色は、一般的には、たくさんの情報を伝えるものだ。ほとんどの場合、それは事実である。しかし、都市の風景のような場合では、色は単なる象徴の一部に過ぎないこともある。だからこそ、モノクロ写真を好んでいる。一部の情報は失われるかもしれないが、むしろ、色では気づかない形状などの情報が追加され、かえって写真が失敗となることもある。
 この写真はiPhoneで撮影したものだ。カメラは持っていたが、機動力が必要だったので、カメラは車に置いてiPhoneで写真を撮った。ファインダーを覗けないような場合では、スマートフォンで撮影した方が実際にはもっと面白い写真が撮れることもある。

Cross Cultural, Photo

Floral Friday #208


 今年もちらほらと梅の花が咲き始めていて、種類によってはすでに満開になっているものもある。ところが、この写真の梅が咲くことはもうない。この梅は、小さな梅林の一部であったが、気付けば完全に伐採されてしまっていた。もう作り手がいないのか、近くで建設が続く老人ホームに売却されたのか、あるいは隣の駐車場を拡大するのか、今は更地のままだ。ノスタルジーでは梅林を維持することなどできないが、少しだけ寂しくもあるので、写真をここにアップしておきたい。