
Spring is going to arrive when yesterday’s beautiful autumn leaves left have all fallen.
残された美しかった紅葉が全て散れば春がやってくる。
A Part of Mostly Monochrome Monday
capturing in prose

そろそろ山茶花から梅の花の季節に移りそうな時期。この輝くようなピンクの山茶花も、撮影直後に切り詰められてしまったから、もう咲いていない。どうやら手入れする時期というよりは、あまりにも外に広がりすぎて周囲に迷惑となりそうだからという理由で慌てて切られたようで、なんだか少々寂しい。残念でもそれが現代社会というもの。花を楽しむ人もいれば、散らかった花びらを掃除する人もいる。通行の邪魔になることもあるし、誰もが等しく満足できるなんてことは全くない。もう少し許容範囲を広げてさまざまな思いを受け入れることが必要なのだろうけれど、時代が変われば人も社会も変わる。少々余裕がなくなっているのは事実だけれど、春は必ずやってくる。

そろそろ冬も終わって春の気配がし始める頃、最後の1枚となった赤い葉が小枝の先にしがみついていた。小刻みに震える小枝には微かな光があたり、間も無く春の葉を広げる準備も整いつつあるというのに、真っ赤な残り葉は落ちようとはしない。光はその深紅の1枚に影を作り、春を伝える。
Just as winter was about to end and signs of spring were beginning to appear, the last red leaf was clinging to the end of a twig. A faint light shone on the trembling twig, and it was soon getting ready to unfurl its spring leaves, but the remaining bright red leaf refused to fall. The light cast a shadow on that scarlet leaf, heralding the arrival of spring.