Bonne journée, Cross Cultural, Photo

La Pyramide Inversée

201508-421

Gizeh, famous for pyramids, is on my bucket list but I’ve never been there. Today I learned that there are more than one hundred pyramids in Egypt. The top picture is of course not a Gizeh’s but a so called the Inverted Pyramid, La Pyramide Inversée, in the Carrousel du Louvre shopping mall. Then, I’m wondering how many Louvre pyramids are there. I’ve visited there several times but I can’t remember exactly. At least two, a big one and inverted one? No. There are three smaller glass pyramids around the big one. Okay five. No. I checked my photo album and I found another very small one just below the top of the inverted pyramid.

201508-422ピラミッドで知られるギザは、行きたい場所リストに載っているが、未だ訪ねたことはない。今日、エジプトにはそのピラミッドが100以上あることを知った。最初の写真は、もちろんギザのピラミッドではない。ルーブル地下のショッピングモールにあるいわゆる逆ピラミッドである。そこでふと考えた。ルーブル博物館にはいったいいくつのピラミッドがあるのだろうと。何度か訪ねてはいるが、正確には思い出せないものである。地上の大きなピラミッドと地下の逆ピラミッドのふたつ?大きなピラミッドの周りには小さいのが3つあるから違う。ということは5つかと思ってカメラロールの写真を見たら、小さなピラミッドが逆ピラミッドの先端にあった。

By the way, in Japanese, a pyramid is pronounced mostly same as in English today but, in years go by, it was translated as “金字塔”, literally a-letter-‘金'(gold) tower, probably because the shape of ‘金’ is similar to a pyramid. Today, the words are not used for a pyramid and it means glorious achievement.

ところで、日本語でもpyramidはピラミッドであるが、かつては金字塔と言ったという。文字の形だろうが、その意味がいまや輝ける到達点のように使われているのが面白い。

One more thing. You will find an Apple Store in Paris just next to the Inverted Pyramid. It must be a good place because it’s easy for travelers to get there and the architecture seems to be fit their style.

ついでにひとつ。パリのアップルストアはこの逆ピラミッドのすぐ横にある。いい場所を確保したものである。無数の観光客が訪れるこの場所は分かりやすくて良いし、アップルらしい造形とも合っている。

 

Bonne journée, Cross Cultural, Photo, photo panoramique

iPhonegraphy: Paris (2)

201507-313

Last week I posted three iPhonegraphy pictures.

Even though the metropolis is made with full of colors, it looks gentle and colorless city for an étranger. Even though the city is full of people, it sounds like a wind. Her name is Paris. How can I crop the image? Then I came up with an idea to make an iPhonegraphy. All the pictures were taken with iPhone. I hope you enjoy.

Here are two other pics.

201507-314

先週、iPhonegraphyの写真をポストしたが、その続きである。

様々な色に満ち溢れた大都会であっても、そこは通り過ぎる旅人にとって落ち着いた色のない街である。人々にあふれた街であっても、そこは風のようである。その街はパリ。どうやってそのイメージを切り取ろうか?そうやってこのiPhonegraphyの写真を思い付いた。いずれの写真もiPhoneで撮ったものである。

Bonne journée, Cross Cultural, Photo, photo panoramique

iPhonegraphy: Paris

201507-311

Even though the metropolis is made with full of colors, it looks gentle and colorless city for an étranger. Even though the city is full of people, it sounds like a wind. Her name is Paris. How can I crop the image? Then I came up with an idea to make an iPhonegraphy. All the pictures were taken with iPhone. I hope you enjoy.

201507-312

様々な色に満ち溢れた大都会であっても、そこは通り過ぎる旅人にとって落ち着いた色のない街である。人々にあふれた街であっても、そこは風のようである。その街はパリ。どうやってそのイメージを切り取ろうか?そうやってこのiPhonegraphyの写真を思い付いた。いずれの写真もiPhoneで撮ったものである。

201507-315

I hope you enjoy, half colors, half monochrome.
This is my second contribution of this week to the weekly photo challenge, Half and Half by The Daily Post.

Bonne journée, Cross Cultural

夏至(2)

201507-210written only in Japanese

フランスのあてにならない天気をいつか忘れてしまったような強烈な陽射しの痛みがむしろ心地よい夕方、夏至を過ぎるとバーゲンの季節というのを誰もが当たり前と了解している街のショーウィンドウは、どこもかしこもセールの華やかなポスターにあふれていた。バーゲン初日に前々から狙っていたお目当てのものを安く手に入れ、膨らんだ大きめのバッグを抱えた人々で街はいっぱいだ。18世紀から19世紀の大切に使われる続けてきた石造りの建造物も、この時ばかりは刻み込まれた歴史を忘れ、今やセールを告げるビルボードである。

木々は春の柔らかなグリーンから夏の力強い深緑へと姿を変え、吹き抜ける風と陽光に微かに震えながら飛び回る鳥たちに休息の場を提供する。そんな自然の喜びを知ってか知らずか、若い一団がそれぞれ楽器を抱えてバーゲン真っ只中の街を歩いて行く。旧市街のレストランはきっと今夜は大騒ぎに違いない。学生もそろそろ授業が終わり。仲間同士で楽しむ日々ももう少ししかない。今、羽目を外して楽しまなかったら、いったいいつ楽しもうというのかと言わんばかりの様相だ。いつも最後の木曜は大騒ぎ。独立心の高い彼らも、金曜はママの元に帰るのだ。

ふと路上に止められた乗り合いタクシーのミニバンを見ると「我々はUBERではない」と手書きのアジテーション。UBERに反対する暴動もニュースになったが、果たして反対しているのか、暴動に巻き込まれないようにしているのか、はたまた似たようなサービスをするライバルが邪魔なだけなのか、その背景は甚だ危うい。その横を爆音をたてて大きなバイクが通り過ぎる。あっちに行けと言わんばかりに人だかりができ、少し傾きはじめた陽光の反射を覆い隠す。反対するのもいろいろ。夏が騒がしいのもいろいろ。

夜にはまだ早い午後7:30の繁華街。

(この文章は、夏至の数日後に書かれた)

Bonne journée, Cross Cultural

夏至

201507-115

written only in Japanese

喧騒を忘れる静かなブルーグレーの朝、屋根裏の跳ね上げ扉を開けて遠く煉瓦の尖塔を眺める。燕が二羽、クリーム色のペンキがかすれて所々茶色になった窓枠をかすめるように飛び去った。教会の鐘がゆっくりと響きわたり、朝は前日の夜の喧騒など全て忘れ去ったように始まった。記憶は日々の忙しさの合間に辛うじて残される。

201507-114午後9時を過ぎてようやく夕暮れらしい影が石畳に現れる頃、華やかな1日をしめくくるにふさわしい夕食の並ぶテーブルを囲んで気の合う仲間と特にどうということのない会話を交わし、誰もがそれが始まるのをそわそわと待っていた。それぞれの皿の上には、かすかにフルーツの香りがするソースが恭しくかけられた子牛の肉とチーズをたっぷりと混ぜ合わせたジャガイモが乗せられ、ワインのボトルは次のグラスに注がれる準備でもするかのように人と人の間で右往左往した。足元には、お人好しの客からお零れを狙う鳩。ジリジリと腕を焦がす太陽は日中の勢いを忘れ、少し冷たい風がお喋りな人々とテーブルの間を抜けた。道を挟んで反対側の公園横で誰かがギターを抱える。すっかりリラックスした黒のポロシャツに少しだけ色の落ちたジーンズ、スキンヘッドの丸顔。ペグに手をやり首を振ると、やおらブルージーなメロディーをひとフレーズ奏で、キーボードが後を追ってリズムを刻んだ。そうやって昨夜の喧騒は幕をあけたのだった。

音楽の日(Fete de la musique)。夏至の夜は誰もが大楽好きになったかのようにいたるところに音楽があふれ、いつまでも夜は続く。メトロは乗り放題のチケを当たり前のように発行し、車は裏道に溢れる人々を避けるように走り抜ける。むろん、一部の人には迷惑なのだろうが、音楽の日とはそんなものなのだ。いつまでも明るい夏至を楽しみ、音楽を楽しむ。

(この文章は、夏至の翌日に書かれた)