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Floral Friday #215


 南フランスの花というイメージも強いミモザだが、意外にも原産はオーストラリアだそうだ。コートダジュール近辺で切花として栽培が盛んになったミモザが、やがて観光資源となって南フランスのイメージとなったらしい。確かに黄色のふわふわっとした花が丘一面に咲いているのを見れば、春をつげる花として親しまれるだろうと容易に想像できる。日光を好む植物だから、晴れの多いプロバンスの気候にも合っていたに違いない。

 ミモザの和名はフサアカシア。今では日本でもフサアカシアよりミモザの方が通りがよい。ミモザを学名とする植物はオジギソウで、いろいろWebで調べてみたら葉がオジギソウに似ているからオジギソウのアカシアという意味でミモザ・アカシアのように言われたという解説がいくつかある。南仏にはmimosa(sがひとつの場合のフランス読みは、ミモサではなくミモザと濁る)と名のつく道や土地もあって、どれが最初でミモザというのかちょっと分からなかった。

 そんな名前のことはどうでも良いのだが、庭に植える時には少々検討がいる。地植えのミモザ(フサアカシア)は相当に大きくなる。公園などに植えられて手入れされているものを見ても、樹高は容易に10mクラスに達し、ビルのような巨木だと思った方が良い。家には簡単に植えられそうにない。写真のミモザもフサアカシアではない、別種である。なんだか違うんだよなと思っていたら、日本では黄色の花が咲くアカシアの仲間をミモザと呼んで売っているのだそうだ。フサアカシアのような花が樹高2m程度で楽しめるなら、それはそれで良いというものだ。

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Mostly Monochrome Monday #395


It’s too late in the afternoon to eat croque-monsieur, too early in the evening to listen to Michel Petrucciani, and the deserted back alleys on a Sunday are surprisingly pleasant.

クロックムッシュを食べるには遅すぎる午後、ミシェル・ペトルチアーニを聞くには早すぎる夕暮れ、誰もいない日曜日の路地裏は案外心地良い。

A Part of Mostly Monochrome Monday

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Floral Friday #214


ハクモクレンが雨に濡れている。普段は焦茶色にくすんだ枝も、雨に現れて赤く輝き、降り頻る雨が飛び回る小さな虫のように春をつげる。落ちたがらない雨粒はようやくその赤い枝にしがみつき、煙った空気の向こうで自由奔放な紅梅が雨を楽しむ。ホッとする春がある。

The white magnolia tree is wet with rain. Its branches, usually a dull dark brown, shine red by washing out in the rain, and the drizzling rain heralds spring like little bugs flying around. The raindrops that don’t want to fall finally cling to the red branches, and on the other side of the foggy air, the free-spirited red plum blossoms enjoy the rain. That’s the spring that makes you feel relieved.