
There’s something sad about walking underneath the fake bird, which is tied up and staring at the grey sky forever.
括り付けられた偽物の鳥がいつまでも灰色の空を見続けている下を通り抜けるのは、どこか辛い。
A Part of Mostly Monochrome Monday
capturing in prose

English text at bottom
桜と言ってもソメイヨシノとは限らない。ありとあらゆる場所に植えられたわずかにピンク色の混じったソメイヨシノは花だけが先に咲いて確かに見事なのだが、少々出来すぎというか、なんだか特別すぎてしっくり感じないこともある。樹皮も桜らしくないザラザラした感じであるし、散り際の舞う花びらも美しいが、あまりに一度に散るので茶色になった花びらがジメジメと地面を覆い尽くす。だから、少し違う桜を見るとちょっと嬉しい。
写真の花が何かは分からないが、真っ白な桜で花が満開になる前に葉が出てくるからソメイヨシノではない。ソメイヨシノより数日早く咲き始めるので、クローンのソメイヨシノではないのだろう。オオシマザクラにしては白さが強いし、専門家でもないので全く分からない。いつも写真に撮るのは近所のこの桜である。
まあ、色々書いても、結局は今の桜の咲く時期が楽しみであることには違いない。寒く暗い曇りの日を自宅で過ごすこともあれば、桜時雨に濡れる外出もある。抜けるような冬の青空が淡く白い空に変わる頃、セーターを畳んでクリーニング屋さんに持って行くのも春なのである。
The word “sakura”, cherry blossoms, has many meanings that describe spring. For instance, sakura-shigure means the drizzling rain or showers that fall when the cherry blossoms bloom. Cherry blossoms have always been a symbol of spring.

南フランスの花というイメージも強いミモザだが、意外にも原産はオーストラリアだそうだ。コートダジュール近辺で切花として栽培が盛んになったミモザが、やがて観光資源となって南フランスのイメージとなったらしい。確かに黄色のふわふわっとした花が丘一面に咲いているのを見れば、春をつげる花として親しまれるだろうと容易に想像できる。日光を好む植物だから、晴れの多いプロバンスの気候にも合っていたに違いない。
ミモザの和名はフサアカシア。今では日本でもフサアカシアよりミモザの方が通りがよい。ミモザを学名とする植物はオジギソウで、いろいろWebで調べてみたら葉がオジギソウに似ているからオジギソウのアカシアという意味でミモザ・アカシアのように言われたという解説がいくつかある。南仏にはmimosa(sがひとつの場合のフランス読みは、ミモサではなくミモザと濁る)と名のつく道や土地もあって、どれが最初でミモザというのかちょっと分からなかった。
そんな名前のことはどうでも良いのだが、庭に植える時には少々検討がいる。地植えのミモザ(フサアカシア)は相当に大きくなる。公園などに植えられて手入れされているものを見ても、樹高は容易に10mクラスに達し、ビルのような巨木だと思った方が良い。家には簡単に植えられそうにない。写真のミモザもフサアカシアではない、別種である。なんだか違うんだよなと思っていたら、日本では黄色の花が咲くアカシアの仲間をミモザと呼んで売っているのだそうだ。フサアカシアのような花が樹高2m程度で楽しめるなら、それはそれで良いというものだ。