Bonne journée

Yokohama

横浜に再び移転して概ね2ヶ月が経過した。その間に日本入国時の荷物を5回受け取り、病院で通常の検査を4回受けて3回採血し、休暇を1回取得した。どういうわけか今年の東京の猛暑日(35度以上の日)は16回を重ね、その暑い中でどうにか手に入れた車の走行距離はまだわずか450kmだ。前回の引っ越しではその最初の2ヶ月をホテルで過ごし、その10回ほどあった週末の1/3がデモの騒乱を避けていたことを思えば、暑さを避けて過ごす方がまだしもというものである。10日くらい涼しいキャビンで過ごす夏のクルーズにでも出かけたいなと、以前に撮った5万トンの飛鳥IIの写真をぼんやり眺めながら想いを巡らす夏の終わり。蝉の死骸をひとつ片付けて、一日の仕事を終える。

Bonne journée

息継ぎ

雨降りの28度がこれほど重いなど誰が想像しよう。戻り梅雨の横浜は肩の上にいつも何かを背負ったように落ち続け、少しばかり離れていた1,000回の冷たい朝と10,000キロだった筈の見通せない距離の狭間に記憶の一部が紛れ込んで、「そうだった」と独りごちるというより「そんな筈ではなかった」と言い訳をするのが日課になった。背中に張り付いた薄汚れたシャツと息苦しさが隠れる青いマスクとに押しつぶされそうな夕暮れの、静まり返った通勤電車に無限に繰り返される吊り革にようやくしがみついて、やっと息を継ぐ方法を思い出したような気がした。

Bonne journée, Cross Cultural

moved

L’ateriler tanu has just moved to Yokohama from Brittany in terms of physical location. It seems still not so easy to post articles regularly because of some complicated daily staff and nonsense but gradually everything starts roll. There have been a lot of procedures to be done, a lot of issues to be solved, and a lot of things to be thrown away. I could say it was tough and interesting. Perhaps, someday I may write my experience of the last one month but it’s not the right time. Here’s just one thing to say now before your vacation. Heathrow airport is still messed up.

アトリエ・タニュは、物理的にはブルターニュから横浜に引っ越しました。やるべきことが山積していて定期的にブログを更新できるほどの余裕はありませんが、徐々に何もかもが動き始めたように思います。たかが引っ越しに色々ありましたが、今のところは詳しく書きません。落ち着いたら何か書こうかなと思います。ただ、バカンスシーズンで英国に行く方に一言。ヒースロー空港は未だ混乱しています。地上スタッフも十分機能していないようです。ご注意あれ。

Bonne journée, Cross Cultural

vivre à l’hôtel

Yokohama

有名作家がホテル暮らしをしていたのはひと昔前どころか遥か昔の話だが、そのホテル暮らしが可能なのはそれが「一流」ホテル暮らしだからであって、一般庶民が実際にホテルで生活するとなるとそう楽ではない。生活するとなれば、食事の心配と同じレベルでゴミの心配をし、限られた空間で何を妥協するのかを考えなければならない。増してそれが異国の地であってその地のルールを知らないとなればなおさらである。

新しいフラットを見つけるまでの間とは言え、ホテルでしばらく過ごすうちにそうした葛藤のような中で自然と考えることも多くなる。何を食べようかと思うだけなら美味しそうなメニューが頭の中をグルグルと巡るが、小さなキッチンでりんごの皮をむけば、そろそろゴミもいっぱいになってきたし生ゴミもあるからフロントで新しいゴミ袋を多めにもらってきておこうなどと考えるものである。そこで「あぁ、またフランス語の発音が悪くて通じないかな」などとは心配しない。いや、心配しなくもないが、ちゃんと伝わるものである。どちらかといえば、分別ゴミの心配をしたりする。紙とかプラスチックとかちゃんと分けてはいるものの、これで捨てて良いのだろうかといった心配である。

昨年まで住んでいた横浜は、世界的に見てもゴミの分別が細かい自治体だそうである。もうすっかり癖がついて、ティッシュの箱が空になれば潰すついでに取り出し口のビニールをとるし、プラスチックとPETはしっかり分けて出す。当たり前といえばそれまでだが、フランスの多くの自治体では通常そこまで区別しない。リサイクルとそれ以外があるだけである。そう書くとリサイクルが進んでいないように聞こえるかも知れないが、ある程度リサイクル対象とそれ以外を分けて回収した後で、回収後に再度仕分けをするというやり方をとっている。もちろん、細かく分けて回収している場合もあるが、回収後の処理でしっかり分ける作戦だそうである。

聞いた話なのでどこまで正しいかわからない。ホテルの一室でリンゴを食べながらふと疑問に思っただけである。日本のリサイクル率はかなり低いというので、Webで数字も調べてみたが計算方法によって変わるのでここには記載しない。疑問に思ったから、フランス人に聞いてみたという単純な話でしかない。そのフランス人が正しいことを言っているかどうかもわからない。

ただひとつ言えるのは、なれないホテル暮らしで疑問が湧き、それを地元フランス人に聞けば環境保護に関する大論争が巻き起こるということである。やがてそれは日本の法制度への質問となり、ゴーン氏の扱いは正しいか否かという激しい議論へと繋がるのだった。(いや、リンゴの皮は生ゴミである事に間違いないのだが)