Cross Cultural, Photo

Floral Friday #217


English text at bottom

 ムスカリは欧州では時にネガティブなイメージのある花で、失望や憂鬱という花言葉が当てられている場合もあるそうである。世界最古の埋葬花なんていう記述もある。赤や黄色の華やかなチューリップの花壇の脇役として植えられたりもするから、あくまでも脇役の花でもある。こうやって公園のフェンスの下に密やかに植えられていたりするあたりも、主役ではない。それでも最近は至る所に植えられているから、人気の花なのだろう。この落ち着いた佇まいがむしろ鮮やかな春の花々の中で美しい。

While the flower language of Muscari is often negative, for some reason the flower language of Muscari in Japan is positive, such as generous love and a bright future. Recently, it has become a popular flower for decorating spring flower beds.

Bonne journée

Sunday Squirrel


 この写真は北西フランスで撮ったものである。このあたりのヨーロッパ赤リスは、随分と人を恐れているふうに見えるのだが、どうやら子供たちに追われるかららしい。同じところに住むウサギも人の姿を見ると慌てて巣に逃げ込むのだが、その逃げ込んだ巣穴に子供たちは容赦なく木の枝を差し込んでいる。そんな様子を少し残酷に感じるかもしれないが、ある意味自然な姿でもある。お寺の境内に住む鳩やスズメを追いかける日本の子供達となんら変わるところはない。このリスも数メートル離れた場所で何やら食事中であるが、これ以上は近づかせてくれない。せっかくの食事時を邪魔するわけにもいかないから、いつもその距離を保って様子を見ている。

Cross Cultural, Photo

Floral Friday #216


English text at bottom

 桜と言ってもソメイヨシノとは限らない。ありとあらゆる場所に植えられたわずかにピンク色の混じったソメイヨシノは花だけが先に咲いて確かに見事なのだが、少々出来すぎというか、なんだか特別すぎてしっくり感じないこともある。樹皮も桜らしくないザラザラした感じであるし、散り際の舞う花びらも美しいが、あまりに一度に散るので茶色になった花びらがジメジメと地面を覆い尽くす。だから、少し違う桜を見るとちょっと嬉しい。

 写真の花が何かは分からないが、真っ白な桜で花が満開になる前に葉が出てくるからソメイヨシノではない。ソメイヨシノより数日早く咲き始めるので、クローンのソメイヨシノではないのだろう。オオシマザクラにしては白さが強いし、専門家でもないので全く分からない。いつも写真に撮るのは近所のこの桜である。

 まあ、色々書いても、結局は今の桜の咲く時期が楽しみであることには違いない。寒く暗い曇りの日を自宅で過ごすこともあれば、桜時雨に濡れる外出もある。抜けるような冬の青空が淡く白い空に変わる頃、セーターを畳んでクリーニング屋さんに持って行くのも春なのである。

The word “sakura”, cherry blossoms, has many meanings that describe spring. For instance, sakura-shigure means the drizzling rain or showers that fall when the cherry blossoms bloom. Cherry blossoms have always been a symbol of spring.