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Floral Friday #102


ほんの少し日が長くなったと言っても冬であることには変わらず、昼下がりのカーテン越しの日差しが部屋の中に差し込んでくるのを楽しみに、朝の冷たい空気の中を歩く。目に鮮やかなピンクの花弁だけが何やら甘ったるい午後を予感させる。

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Fragmented Friday #2


横浜の港を眺めながら、どこか遠い港を思い浮かべる。たった一度予定もしていないのに偶然立ち寄ったトリエステだったり、賑やかに船と飛行機が行き交うのが楽しいバンクーバーだったり、遠すぎてかえって大戦の傷跡を想像してしまったサン=ナゼールだったり。ただ、どの港も大きすぎてどこか他人事のようなのは、子供の頃に海が遠かったせいなのかもしれない。

セカイの断片などといった大袈裟なことを言葉にするつもりもありませんが、小さな日常の片隅にある風景もセカイの一部としてどこか繋がりあっているもので、それが断片というものの定義でもあるのかなと。だからFragmentedです。

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Fragmented Friday #1


どういうわけかここのノブドウはまだ色付いていなかった。寄生果でないからなのか、単に遅いのか、コンクリートに囲まれた少し居心地の悪そうな環境だからなのか。

セカイの断片などといった大袈裟なことを言葉にするつもりもありませんが、小さな日常の片隅にある風景もセカイの一部としてどこか繋がりあっているもので、それが断片というものの定義でもあるのかなと。だからFragmentedです。