
I’m not following anyone. Just I’m climbing up a slope in a town where someone lives, as anyone does.
誰かを追いかけているわけではありません。誰もがそうするように、誰かが住む街の坂道をただ登っているのです。
A Part of Mostly Monochrome Monday
capturing in prose

雨降りの28度がこれほど重いなど誰が想像しよう。戻り梅雨の横浜は肩の上にいつも何かを背負ったように落ち続け、少しばかり離れていた1,000回の冷たい朝と10,000キロだった筈の見通せない距離の狭間に記憶の一部が紛れ込んで、「そうだった」と独りごちるというより「そんな筈ではなかった」と言い訳をするのが日課になった。背中に張り付いた薄汚れたシャツと息苦しさが隠れる青いマスクとに押しつぶされそうな夕暮れの、静まり返った通勤電車に無限に繰り返される吊り革にようやくしがみついて、やっと息を継ぐ方法を思い出したような気がした。