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Floral Friday #70

道端にある誰も気に留めない赤紫がどうにも気になることもある。

ムラサキツメクサやアカツメクサと呼ばれるこの小さな赤紫色の花が、どうにも気になる。シロツメクサと同じクローバーの仲間であるので近縁種なのかなと勝手に想像するのだけれど、案外葉っぱの様子が違うので、どのくらい近縁なのかはよく分からない。ごく近いのか案外遠いのかは専門家に聞くしかないが、どちらにしても、ヨーロッパ原産で世界中に牧草として広まったという点では同じらしい。丘陵地帯に広がる菜の花畑と違って、アカツメクサに染まった農地は見たことがないが、もしあったら美しいだろうなと想像を巡らしている。

Bonne journée

リサイクル

もはやどこまでが落書きでどこからが元々あった絵なのか分からないほどに、全体にセンスのカケラもないペイントがなされた箱であるが、期待して目を凝らしてみても、アーティスティックなグラフティを見つけることができないので、さらっと眺めてもらえれば十分である。塗られた色とレンズフレアの色が入り混じって、どことなく美しさを感じなくもないが、それは単なる錯覚でしかない。箱の上の方に書かれた白く細い線はまるでボールペンの試し書きだし、下の方にそれらしく書かれた文字も、ほとんど意味を成していない。何かを主張したいのかなと目を凝らして見ても、それらしいものは見当たらない。どうせ落書きするならもう少しアーティスティックにやって欲しいものである。

時々ゴミ箱とゴミ収集車の写真をアップしたりして、もしかしたら不快な思いをさせているかも知れないが、今回の写真もリサイクルに関するものである。この箱は、衣類や靴、あるいは革製品で不要になったものをリサイクルに出すための回収ボックスとして、街の至る所にある。ルールは至って単純で、いらなくなった衣類を洗濯し、袋に入れてこの箱に入れておくと、時々回収されて再利用されるというものである。着られないと判断された服は、たとえば分解されて断熱材になったりもするし、着られる服は困っている人に配られることもある。下着の類は入れてはいけないとか、必ず洗濯してよく乾かしてから入れるとか、そんな当たり前のルールはあるが、さしてややこしい話ではない。

フランスは、つくづくこの手の活動に熱心だなと思うのである。

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Floral Friday #69

ケシの赤さを引き立たせるために爽やかな白いプリムラが咲くわけではない。

ここでの仕事の予定を終えて、さていつ引っ越そうかなどと考える余裕がないのが残念。仕事に限らず、やるべきことは終えてもやりたいことが終わったわけでもなく、時間の制約よりも行動の制約の方が大きいといいうのに全く慣れない。困ったものだ。時間は作るものだと誰かが言うけれど、それは時間というパラメータが最も大きな要素の時にいう言葉。時間だけならなんとでもするが、それ以外はなかなか難しい