
Who would have thought that you could walk on these lotus leaves?
Only frogs, dragonflies, and imagination can walk on them.
この葉の上を歩けるなんて誰が思ったのか。
歩けるのは、カエルとトンボと想像力だけ。
A Part of Mostly Monochrome Monday
capturing in prose

この写真はもちろん撮りたての現在の風景ではない。何年も前に撮影したのだが、撮影した季節・時期という点ではひと月ほど前の6月上旬で、春らしさが溢れる光に感じられる穏やかな朝に、名もない公園を歩いていて撮ったものだ。
それにしても、この感じは6月上旬というより5月じゃないのか?と感じられたとしたら、案外それは正しい。フランス北西部だったので、日本よりも少し季節が遅い。5月から6月にかけて、フランス北西部の季節は、日本に一気に追い抜かれる。ゆっくりしか気温が上がらないのだ。そもそもバラだって、紫陽花だって、長い間咲いている花なのであって、日本のように二週間で終わったりしない。春が長いのだ。その代わり夏は短く、7月に入ってようやく夏になったなと思ったら、8月半ばにはもう秋だ。
美しく花が咲き乱れる春が長いのが良いか、夏はやっぱりしっかり夏であってほしいと思うか、季節感は人それぞれで良い。でも、今年の夏は早すぎる?このままだと、6月〜10月が夏ってことになってしまう。

日差しがあるとなんだか楽しい気分になるのは、もしかすると生命を感じるからかもなどと、大袈裟なことを考える。いや日差しがないとそもそも生きていけない生き物なのかもしれないと考え始めた時点で、すっかり梅雨にやられていると言うものだ。花が咲き乱れ、蝶が舞う公園の片隅で、キラキラと輝く空気を感じていたいのは、当たり前と言えば当たり前なのだろう。
雨降りが続いたって大きな葉の下では雨が止むのを待つ昆虫もたくさんいるし、先日切ったクズの葉からうっかり落ちてきた黄金色の毛虫だって、大急ぎで別な葉の下に隠れたくらいで、たまたま晴れたら目につく場所に命が湧いてくるように見えるだけなのだ。つるに躓いた右足の真っ白な靴の下に、どれだけの生き物がいるかなどわかるはずもない。
大体において、梅雨の中休みで真夏のような日が来たらホッとするのかと言えば、そんなことはない。蒸し暑くてたまらんと不平を漏らすのだ。そんなことも含めて梅雨が続く。