Cross Cultural, Photo

(Floral) Friday Fragments #290


 古い写真の中から必要な写真を見つけようとあれこれ見ていたら、この写真が何年も前の今頃撮ったものだと気がついた。あれ?9月だったかなあ。なんて、しばし考えた。
 場所が違えば、咲く時期も違うし、場所が違えば、そもそも種類が違ったりもする。この写真は西フランスの公園で撮ったものなので、気温の差なのかなと思ったが、だんだん本当の開花時期がわからなくなってきた。
 まあ、いつの開花だろうが、この柔らかで濃厚な緑と、柔らかで儚いピンクのコントラストが美しいことには違いない。

(ちょっとだけ、美味しそうと思ったことも告白しておきます。)

Cross Cultural, Photo

(Floral) Friday Fragments #289


 万葉集にも読まれたツユクサは、よく見るとなかなか愛らしい形をしている(写真のツユクサは花弁が痛んでいて申し訳ない)。小動物の耳のような2枚の深い青の花弁に小さくて黄色いおしべ。つい眺めてしまう。

 でも、花弁が2枚なんて面白いなあと思っていたら、おしべの裏に白いもう1枚の花弁が隠れていた。調べてみたら、黄色のおしべは実は飾りで、下に長く伸びているのが本物のおしべなのだそうだ。黄色いおしべで虫を呼び寄せ、長い方のおしべの花粉をつけてもらうらしい。なかなかの戦略家ではないか。

 雑草として伸びてくるツユクサは、長く伸びた茎が定規で線を引いたように曲がり、その部分が地面に付くとそこから根が出てきて増える。草取りをしようとしたら、案外あちこちから根っこが出ていてなかなか面倒だ。花の方も、雄花と両性花があって、加えて地下にも閉鎖花があるのだとか。なんとしたたか。

 まあ、そんなことを考えているより、のんびりと美しい青を見ていた方が良い。もっともあまりじっと見ていると、その間に蚊に刺されそうではあるのだが。