Cross Cultural, Photo

Floral Friday #191


 数年前のほぼ今日に撮った写真だが、暑いか降っているかでカメラを持ち出せなかったので、ご容赦願いたい。

 普段からWindowsではなく、Macを使っている。もう何年もMacを使っているので、仕事ではWindowsを使っているとはいえ、blogを含む日常のことは、Macでないと効率がひどく落ちてしまう。さして違わないだろうと思うのだが、もうまるで効率が違う。人は慣れだよと簡単にいうのだが、どうやらそうでもないらしい。
 ところが、Wordpressエディタの仕様が変わったらしく、Safariでの編集は漢字変換時にカーソルが飛ぶようになってしまった。今更Windowsに変更する気もしないし、やはり使いにくいChromeを試す気にもならない。改善するのを待つか、Wordpressを使うのをやめるか、そんなことを考える。Mac使いは時々そんな悲哀を感じながらもMacを使い続けるのだ。

 Windowsも使いやすいですよというコメントはなしでお願いしたい。仕事で使っているから、Windowsの問題も良さもわかっている。個人的には最近の日産車のデザインは好きになれないが、そのデザインが好みな人がいることもわかっている。それと同じで、感性の問題なのである。ちなみに、仕事はWindowsを使わざるを得ないため、長い文章を書かなければならないときは、結構なストレスである。どっちっでもいいじゃんという人が羨ましい。

Bonne journée, Cross Cultural

TRES SALE 2


 Très saleの2回目です。極力不快な描写や際どい表現を使わないようにしていますが、今回もblogではあまり取り上げない内容となっています。このため、途中でページ切り替えを入れています。

 今だったら白い目で見られそうな本格派の四輪駆動車にしばらく乗っていた事がある。冬の雪道だろうが、水深30cmの道だろうが、荒れた林道だろうが走れたので、冬はスキーに夏はマリンスポーツにと出かけた若い頃はとても便利な車だった。ただ、燃費は相当悪かったし、傷みが出れば専門店に整備を依頼する必要もあったから、手間のかかる車でもあった。

 そんなわけで専門の工場で整備を待っている間に、その整備工場のガレージ風サロンに置いてあったリーフレットを読んでいたら、面白いツアーが紹介されていた。中国タクラマカン砂漠の隅っこでキャンプを含む1週間ほどのオフロードツアーがあるという。環境は過酷だが、現地レンジャーのサポートもあるし、食事も用意してくれる至れり尽くせりのツアーだった。
面白そうだったし写真もたくさんあったので熱心に見入っていたら、いつの間にか整備担当の人が来ていて、横でニコニコしている。
 曰く、
「興味ありますか?ラクチンなツアーです。お手軽に砂漠のクロスカントリーを楽しめますよ。」
 あまり信用してはいけない。その整備担当者は、国際的なアドベンチャー・レースに出場経験がある。一歩間違えば死が待っているような過酷な自動車レースである。その人のラクチンと一般人のラクチンは意味が違うのだ。
「ただね、よく条件を読んでからにしてください。誓約書を書いてもらいます。」
そら来た。ラクチンなわけがない。
「ほら、ここ。危険な生き物もいますし、怪我をしても、整備された大病院まではちょっと時間がかかります。でも大丈夫。過去に事故はないそうです。念のためってやつですね。女性の参加者もそこそこいますよ。」
いや、今時、女性だからといってクロスカントリーに興味がないなんて事はない。少々の力仕事だって、私より出来る人も多いでしょ。そんな事を言ったら、話が噛み合わない。
「そこがポイントじゃないです。えーと、人が周りにいてトイレ行けますか?」
そりゃ、立派な大人だ。中学生じゃないんだから。
「パンフレットって綺麗な写真ばっかりでしょ。宿泊するのはきれいなホテルやオアシスの簡易宿舎だし、砂漠を走っている車もカッコいいですが、クロスカントリー中は何もありません。トイレは大平原の真ん中だったりします。だから、人前でトイレが出来ないとダメなんです。人前でお尻出せます?」
 いや抵抗感あるなあという気持ちが顔に出たのだろう。整備士さんは続ける。

(ここからは、人によっては不快と感じる表現や内容を含みます。次のページは、Wordpress readerでは表示されません。続きを読まれる方はWeb表示にして、下の方にある Pages: 2 をクリックしてください。)

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Cross Cultural, Photo

Floral Friday #190


 ようやく秋らしい気候になってきたような気がしていたが、案外気候なんて相対的なものらしく、これでも本来の気候よりずっと暑いらしい。確かに、自宅では未だにTシャツに短パンで過ごしたりしている。乾燥した空気も、ちょっと上着が必要になるような寒さもない。皆が口を揃えて言う。
「この5年くらい、10月は夏だよ。大丈夫。11月になると突然冬になるから。
夏夏夏夏真夏真夏真夏夏夏夏秋冬冬真冬真冬冬冬春夏夏夏夏夏…。」
ゲシュタルト崩壊を起こしそうだ。
 そんなわけで、コスモスが夏の花なのか秋の花なのかもう分からない。早くコートを着て歩ける季節になってほしいななんて、思ってもいないことを考えたりするのが癖になった。

Cross Cultural, Photo

Floral Friday #189


 夏の花かと思っていたら未だに咲いている。ようやく夏が終わりそうという気もしてはいるが、あまりに暑さが続き過ぎて、どんな状態が本来の姿なのかもよく分からない。10月ともなれば、朝は上着が必要なこともある18度程度、日中でもせいぜい25度がいいところで、普通ならもっと低いような気がしているのは勘違いなのか。気象に文句を言ったところでどうにもならないのだが、今年はよく分からない夏だったということだけは間違いない。ここで過去形で「夏だった」と書いていることだけが、希望半分、ほっとした気持ち半分である。

 胃の検査で朝食が取れないどころか、起きた時にコップ半分の水だけが許可されているということがあったが、あれは夏にやるものじゃない。病院にたどり着く前に水分不足で倒れかねない。健康のための確認で不健康になりそうである。何しろ35度が連日続く夏である。熱中症(熱射病)で倒れたなんて洒落にもならない。そんな反省を踏まえて10月に予約をとったのだが、これからは冬に健康診断がよいと本気で思っている。

 愚痴みたいになってきたからこのくらいにしておこう。なんで健康診断って不健康なんだろう。

Cross Cultural

日曜ポスト


時々この国での論点が分からなくなることがある。いや、そんな大袈裟な話ではない。Webでニュースを読んでいて、何がポイントなのか掴めないとか、時には何が書いてあるのかぼんやりとしか分からないとかいう類なのだが、ひょっとしてこれはクロスカルチャーの話なのかと思いあたった。そうであれば、このblogの(すっかり忘れていた)テーマである。

ずいぶん前だが、仕事の同僚が配送荷物をもって外を歩いていた時の事である。小さな段ボール箱ひとつで大した重さでもなかったが、安全のために両手でしっかり抱え、配送受付の指定場所へと向かっていた。天気も良く、とても気持ちの良い午前だった。ただ人間何が起こるかわからない。その同僚はほんの少し斜めになった歩道で何故か転んだのである。斜めになったと言っても言われて見ればそうだなと分かる程度で、数センチの段差があった場所をバリアフリー化するために微かな坂にした場合であった。つまり、誰でも安全に通行できるようにした何でもない場所で、本人も訳も分からず転んだのだった。

困ったのは、転んで足を捻った事だった。安全に配慮した場所だったから怪我は大したことはなかったが、仕事中だから「労災」である。念のため病院に行き、証明書をもらって、部門で対策を立てることになった。いや、大したことないんだし、対策って言っても何もないでしょ、というのは規則上許されなかった。足元を見えるよう荷物を片手で持てという訳にもいかない。片手で持つのが危険な事もあるから両手で抱えている。いや、そもそも安全に配慮した場所だから、何故転んだのかも分からない。キツネに騙されて転がされたとでも書くか。結局、対策は「転ばないように気をつけて歩く」である。何も意味はない。生産性のない仕事だねと笑うのが精一杯だった。

人間にはヒューマンエラーというものがあって、機械のようには動かないから人間である。どんなに気をつけたところでミスは起こる。小さなスロープに訳もわからず転ぶこともある。そんな場所に足元注意と書いても何の役にも立たない。フランス人の同僚にそんな経験を冗談半分で話したら、真顔で無駄なことはやめろと言われた。間違いは起こることが前提なのであって、役に立たない対策をしても意味がないという。

似たような話だなと思ったのが、学校プールの水栓の話である。昨年、プールの注水バルブを閉め忘れて数百万円だったかの水道費用がかかったというニュースがあった。今年も同様のミスがあって、案外バルブの閉め忘れはよくあることだということらしい。人間のすることである。間違いは起きる。

議論百出。やれ、センサーをつけないのが悪い。いや、何度も使わない学校プールにそんな馬鹿高いセンサーなど付けられない。そもそも学校の先生の仕事というのがおかしい。管理者である自治体がやるべき仕事だ。それでなくても先生は忙しい。先生だって公務員だ。責任をとって支払うべきだ。いや自治体の支払いだろう。税金で支払うべきではない。そもそもプールなんて民間のスポーツクラブに委託しろ。

件のフランス人から見たら疑問符だらけだろう。議論が大好きなフランス人だから面白がって議論の輪に入るかも知れないが、結論はわかりきっている。どんなに気をつけたところでミスは起こる。回避できないのだから個人に責任はない。ミスが起きる前提でミスが起きてから対応すれば良い。管理する自治体に余裕があればセンサーをつけるのも良いだろうが、滅多に起きないミスなのだから、そのミスが起きたら予備費から支払えば良い。事故率を想定して予備費くらいとってあるだろう。くだらない議論は生産性が低い…、である。

まあ、正直言って、フランスはその事故率が高そうである。問題が起きてから立ち止まって考える方式は、合理的だがどうしても事故率は高くなる。コロナ(COVID-19)ワクチン証明は本人確認もなくバーコードで簡単にスマホにセットできたが、偽物も数多く発生した。それでも事故率はたいして高くないと判断してさまざまな施策を開始したからスピードは早かった。患者数は絶対値ではなく10万人あたりで集計したから地域ごとの状況も極めてクリアだった。日本が本人確認だとか偽物対策だとか言って始められずにいる間にフランスは民間利用も広まり、合理性が優先された。こんなことを書くと、だからフランスは患者数が多かったのだというコメントが必ず出るが、日本は初期の押さえ込みに成功したものの、最終的な数字は決して小さくはなかった。いささか強引ではあるが、ヒューマンエラーなんて起きて当たり前と割り切る合理性のようなものも、時には重要なようである。