
試しにGoogle translateで訳してみたら、「サイレントサンデー」だそうだ。
せめて「寡黙な日曜日」くらいに訳して欲しかった。
capturing in prose

試しにGoogle translateで訳してみたら、「サイレントサンデー」だそうだ。
せめて「寡黙な日曜日」くらいに訳して欲しかった。

妙に説明的な街だなと急に思った。降りてきた遮断機の前に立っていたら、
「無理な横断はおやめ下さい」
と言う丁寧なような、そうでないような、曖昧な言葉で書かれた黄色い警告が、目の前を通過していった。
「無理な横断なんてしないって」
そう思ったが、その前に通過した場所には「自転車を止めるな」と書いてあったし、さらに少し前には「あるきたばこ禁止」と書いてあった。いや、確か「ここから先は月極め」とかも書いてあったし、どこの入り口かわからない角に確かに「入り口」と書いてあった。その上、「御用のない方はご遠慮ください」だそうだ。色々と注文が多い。
「無理な横断をはおやめ下さい」ってことは、無理じゃなければ横断しても良いと言うことか?ここは、「横断禁止」で十分なのじゃないか?もしかしたら、硬いことは言わないから無茶はやめてねと言っているのか?そんなことを考えていたら、だんだん理屈っぽくなってきた。
正直言えば、「〜はご遠慮ください」と言う表現はなんとなく落ち着かないのだ。「〜禁止」と言って貰えば、はい了解と素直に感じるのだが、遠慮しろと言われると、自分が図々しい奴だと言われているような気がしてくる。やれやれ。かなり理屈っぽくなっているぞ。そう思った頃にはもう手遅れである。その先の駐車場の表示が「空き」ではなく「そら」に見えてきた。
「知ってるって。街路樹の隙間から右側を見れば、空が見えるんでしょ。」
やれやれ。

頭痛持ちである。若い頃から頭痛薬が手放せない。最初はアスピリンを常備薬にしていて、途中からイブプロフェンを使うようになった。最近はロキソプロフェンも普通に買えるようになったので、非アスピリン系の頭痛薬の歴史みたいな生活になってきた。
もちろん、毎日飲んでいるわけではない。毎日頭痛がするわけでもないし、もし痛みを感じても、痛みがひどくなった時の具合で服用するか決めている。頭痛持ちの人には理解してもらえるかもしれないが、そうでないと危ない奴みたいである。親も同様だったので、体質の遺伝みたいなものかもしれない。
写真の薬は、サノフィの痛み止めである。
サノフィはフランスの大手薬品メーカーだからか日本だとあまり知られていないが、最近はアレグラの会社として知名度が上がっているようである。フランスのどこの薬局に行ってもこのドリプランという薬を売っているが、これもまたサノフィであり、主成分はアセトアミノフェンだ。つまり、子供でも飲めるかなり安全な痛み止めであり、コロナが猛威を振るった頃に売り切れになったカロナールと同様のものである。
パッケージには、過剰摂取=危険と赤い文字で書いてあるが、実際のところ、フランス政府は、イブプロフェンは危険だからできるだけ摂取するな、アセトアミノフェンは普通に飲んでも大丈夫なんて言っている。だからなのか、フランス人はちょっと調子が悪いとこのドリプランを買って飲む。健康診断で行ったフランス人医師の部屋の壁にはポスターが貼ってあり、アセトアミノフェンは安全だから飲んでも良いが、痛みが続いたり、熱が下がらなかったりしたら、医者に診てもらえと書いてあったくらいである。連続して飲むことが問題ではなく、連続して飲まなかればならない時には、重大な問題があるはずだから医師に診てもらえということらしい。
ほんとか?とも思うが、少なくともフランスではアセトアミノフェンは、かなり安全な薬とされていて、日常的に使って良いとされている。自分もイブプロフェンを飲み続けるのは躊躇われるため、痛みがひどくなければ、アセトアミノフェンにするようにしてきた。
しかしである。よく見ると、500mgとなっている。日本のアセトアミノフェンは、300mgであり、痛みが酷ければ、6時間をおいてもう一度服用して良いとされている。300が2回なのだから600mgなわけで、フランスのこのドリプランは、1回で2回分に近い量を服用することになる。なんだか本当に大丈夫?とか思うのだが、きっと大丈夫なのである。何しろ、薬局に行ってドリプランがほしいと言うと、500か1000か?と聞かれるのである。500mgに決まっているだろうとか思うのだが、1000mgも普通に売られている。日本での3回分より多い。処方箋もいらない。日本なら簡単に買えそうな風邪薬に処方箋がいるフランスで、なぜか1000mgのアセトアミノフェンは、普通に買える。イブプロフェンを買おうとしたら、症状を根掘り葉掘り聞かれ、その上、飲み方を細かく指導されたというのに、アセトアミノフェンは顔パス。
フランス旅行中に解熱剤が欲しくなったらこのドリプランを買うのが良い。薬局に行って、”doliprane 500″ と書いた紙を見せれば、きっとこれが出てくる。万が一、何か聞かれたら英語で押し通しても良いが、おそらくは言葉が通じないと分かればこれなら売ってくれる。きっと2ユーロそこそこ(400円以下)。それくらいお気楽な薬である。本当にそれで良いのか?という疑問はこの際捨てておく。
なお、アセトアミノフェンは通じない。パラセタモル(paracétamol)と言う。これはイギリス英語でも同じなので、覚えておいて損はない。

2017年にYokohama Andanteというページを公開しました。もう、8年になります。久しぶりに眺めてみたら、どこか自分の作品の原点的な部分が感じられて、つい紹介したくなりました。リンクを残しますので、もしよろしければご覧ください。
In 2017, I posted a page called Yokohama Andante. It’s been eight years already. Looking back at it for the first time in a while, I felt that it was somewhere at the origin of my work, and I just wanted to introduce it. I will leave a link here, so please have a look if you’d like.

夏風の青く輝く葉と葉の隙間から黄金色の陽光が漏れ出すコンペイトウのような夏至の日も、ねっとりとしたエメラルド色の空気が首筋に汗の跡を赤く残す甘酸っぱい梅雨も、やがてやってくる明日の楽しみと、やがてやってくる昨日の痛みと、通り過ぎて行ったばかりの今日の疲労とが、説明のできない明日への不安のように曖昧に混じり合っていた。
何かが違っているのに、それが何か分からないもどかしさ。そして静寂。背負ったナイロンのバックパックのポケットを開き、人差し指と中指を差し入れて、パスポートがそこにあることを確かめた。
時々、いつも不平ばかりを言っているような気がして、なんだか嫌な気分になることがある。それは、一時的なもので、本当に不平ばかりを言っているわけでもない。あの街の夏風は気持ちが良かったのに、ここはいつもジメジメしてばかりいるなんて言ってみたり、あの街の冬は長くて辛かったから、ここの夏が暑く感じられるんだなんて言ってみたり、八つ当たりもほどほどにしなければならない。
そんな身勝手で曖昧な感覚を文字に起こしてみたらと思って書いてみた習作である。表現って難しいなとつくづく思う。この感覚を共有しようと思ったら、同じ追体験をしてもらわなければならない。それがこの文字だけでできるわけでもない。実感として、感じてもらうだけの文章力がなければならない。その点、自由度がある映像はいいななんて思うこともある。でも、映像表現をする側から言えば、表現したものしか伝わらないから、映像を見た人が同じ感覚になるとは限らないとか。やっぱり難しい。
やれやれ、これも身勝手な八つ当たりか?