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(Floral) Friday Fragments #264


 群れるメジロを押しのけて蜜を吸うヒヨドリが、やがて飽きてしまってどこかにいなくなった頃、ようやく鼻がむずむずしているなと気付いたら大きなくしゃみ。鳥がいなくなった後でよかったなんて妙な遠慮をしている自分に気づいた。

 世界がきな臭いのは今に始まった話ではないが、最近はなんだかあまりにテンポが速すぎて、ゆっくりくしゃみをしているどころではない。落ち着かないニュースが世界をめぐり、欧州のWebサイトが見えなくなると不安を感じる昨日、それが思い過ごしでしかないとわかっていても、つい話題にしている自分が嫌になってくる。

 そんな時は散歩でもしているのが一番とばかりに外に出る。そうして大きなくしゃみで鳥を驚かす。申し訳ない。これでも春を楽しんでいるのだ。さて、そろそろ気分を変えて楽しく歩こう。

Bonne journée

四季桜(shiki-cherry)


Shiki-zakura, literally ‘four-seasons’ cherry blossom in Japanese, is always blooming from October to May, but not in summer at least around Tokyo. It should be too hot. Perhaps, it may bloom in summer in northern Europe. When we say cherry blossom, it blooms at the end of March typically and it is about well-knows ‘Somei-yoshino’ cherry blossom. Everybody is looking forward to seeing it. However my favorite is rather those ‘shiki-zakura’ type of blossoms because it brings a sort of calmness and gentleness.

 四季桜は、文字通り「四季」の桜で、10月から5月まで咲き続けますが、少なくとも東京周辺では夏には咲きません。暑すぎるのでしょう。もしかしたら、北部ヨーロッパでは夏にも咲くのかもしれません。桜といえば、言わずと知れた「ソメイヨシノ」のことを指しますが、むしろ「四季桜」のような花が好みです。穏やかで優しい佇まいではありませんか。

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(Floral) Friday Fragments #263


 沈丁花が甘い匂いを漂わせ、ミツマタが黄金に輝き、日当たりの良い場所の木蓮が早くも大胆な花弁を広げ始めた。カーテンを開けて外を眺めると、道を隔てた向かいの家の庭には、レモンのような透明感のあるミモザ。一気に春がきたらしい。
 散歩に出かけた公園で横浜寒緋桜を眺めていると、ヒヨドリが蜜を吸っている。ようやく冬も終わりそうだと気づいているのだろう。暖かな春なのだから、少しくらいのんびりすれば良いのに。なんて思うのは、人間だけなのかもしれない。やっときた春なのだから、きっとこれからが忙しいのだ。