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Floral Friday #148


 2023年の秋はきっと記録的な暑い秋になったのだろうなと理性的に考える頭は思うわけだが、そう思う今が12月の半ばであるということは、もはや秋なのではなく冬と言うべきなのだろうともうひとつの頭が考える。なんだか感覚がおかしくなってくる。秋が時期を示すなら記録的に暑かったと言うことが出来ても、秋が季節を示すならもはや秋はなかったのかもしれない。先週末は外気が20度を超えて、太陽高度が下がって日差しが奥まで入るようになった屋内の温度計を見れば、27度を示していた。午後はTシャツで過ごしているから、ほとんど八重山諸島にいるより暑いくらいだったのだ。
 ようやく寒いと言える日が増えてきて、自宅仕事用に新しく買ったストーブが使えるかもしれないと、妙なところで妙な期待をする自分が少しばかり可笑しい。
 それでも冬の花が咲き始めるのに安心感を覚える12月が過ぎていく。

Bonne journée

雨降りの昼下がり


Let the rain kiss you. Let the rain beat upon your head with silver liquid drops. Let the rain sing you a lullaby.

雨にキスしてもらおう。銀色の水滴で君の頭のてっぺんを打たせてあげよう。雨音の子守唄を聞かせてもらおう。

Sail away – Langston Hughes (ラングストン・ヒューズ)
肩古狸 鯨(tagnoue)訳

乾いた鋭い刃先のような風が頬をすり抜けていく季節になると、へそ曲がりで頭でっかちな子供っぽい心が、雨降りの日を探してウロウロしてしまう。冬の雨は指の関節を叩き、濡れたジーンズの当たる脛から通勤の朝の温もりを奪い取るというのに、日差しが紺のコートの背中を温める午後の方が心地よいとわかっているのに、雨降りの日を探してウロウロしてしまう。そんな天邪鬼だから、雨が嫌いだとも言ってみたくなる。いつも言い訳と矛盾ばかりの日常だから、時には雨に打たれて歩きたい。

きっと来週も雨降りのポストがしたくなる。

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Floral Friday #147


 今週は少しばかり余裕がなくて、あまり準備もできなかったが、そういった時に限って色々とアイデアが湧いてくる。時間の隙間を縫ってメモ書きしたりしているが、どこまでものになるのやら。
 冬も目前になって、見つけた夕暮れの花壇が美しくて、とりあえず写真に収めてみた。ある程度暖かいから花が続くのが横浜の良さなのかもと思い始めている。