
A Part of Wordless Wednesday
capturing in prose

A Part of Wordless Wednesday
シジュウカラの甲高い声と
微かに白く透明な冷たさを含んだ空気に
強くなる光の痛みを忘れ
既に陽が射しはじめた階段の踊り場の朝を
足音を気にしながらゆっくと下る水曜。
やがて広がる初夏の緑が放つ控えめな匂いは
何処かを通り過ぎるエンジン音に混じりあい
静謐さに抗う鮮烈な赤へと入れ替わる。
いつまでも繰り返す今日と
いつまでも失われたような明日とが
歩き出す右足と左足を追い立て、
非日常の昨日もまた過去となる。
木々の葉がざわざわとうめき出し、
隙間をすり抜けた陽光に目を細めた昨日を
いち日の初めに思い起こす。
鮮烈な赤と今日を始める勇気のようなもの。
冷たく光る朝の空気。
Red is the color of energy rousts you out of a morning doze.