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Floral Friday #128


 夏になると少しばかり人工的で濃厚な色が多くなる。それが何かの自然の摂理と関連しているものなのか、見ている側の期待による結果なのかはわからないが、そうした色を見て夏が終盤を迎えたことを感じている。海洋性気候の石垣島よりも高い横浜の気温にため息をつきながら、ブルターニュの知人から聞く秋の気配を想像して少し涼しい気分になった。夏のはじめに少し気温が高くなったが、いつものように盛夏であっても25度で過ごしやすいとのこと。でも、暑い海に行くらしい。それぞれの夏。

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Floral Friday #127


 情熱的な真紅の花弁に見惚れていると、もう先終わろうとする茶色の混じった白や透き通る緑を忘れてしまいそう。夏本番になって、写真のような咲き乱れる春の名残もそろそろ終わり。大好きな百日紅と夾竹桃のピンクを楽しむ時期がやってくる。
 さて、次はどこに行こうかなと考えてはみるが、住んでる横浜だって遠くから観光客が訪ねてくる場所なんだから自宅でのんびりしているだけで贅沢なのだろうと、心にもないことを独りごちる。そんなことを逡巡しているだけで、立派な”Wanderlust“。

Bonne journée, Cross Cultural

Hot!

English texts at bottom.

「日本ってこんなに暑かったっけな。」
なんて繰り返し言うほど暑い夏が続いている。「今日は31度までしか気温が上がらなくて、涼しいね。」と言う会話がおかしいだろうと冷静な頭で考えるのだが、考えたところでどうしようもない。朝の混雑した電車に揺られる通勤客は、冷房が入っているというのに誰もがハンカチで汗を拭き、あれほど固執していたマスクを外して悪態をついている。
「今年は異常だよね。去年はこんなに暑くなかったじゃない。」
なんて話しかければ、同僚はウンザリした目つきで冷たく言い放つ。
「おまえ、日本に戻って来たのは去年の7月じゃん。去年は6月が夏みたいに暑くて、7月になったら雨ばっかりだったんだよ。8月もあまり晴れなかったから、そっちがおかしいの。」
まるで自分が変であるかのように言われて、なんだか腑に落ちない。

パルテノン神殿が気温40度超えで閉鎖されたとか、従業員がストライキをしているとか伝えるニュースも、ふーんというだけで、どこがニュースのポイントなんだか分からない。東京ディズニーリゾートでショーがキャンセルになったというのと同じこと。

夕方の天気予報で
「今日は各地で35度を超え、暑い日となりました。明日はさらに気温が上がることが予想されます。熱中症にご注意ください。」
なんて訴えかけるように伝えるスーツにネクタイ姿の気象予報士は、どことなく違う世界に住んでいるようだ。

今日は梅雨明け。明日からが夏本番。多分。

“Is it really that hot in Japan?”
It’s been a hot summer to say the least. It might be strange to say, “It’s only 31 degrees centigrade today, isn’t it cool?” Commuters swaying on the crowded train in the morning, even though the air conditioning was on, everyone wiped their sweat with handkerchiefs, took off their masks that they stick to wear, and cursed.
“This year is abnormal. It wasn’t this hot last year.”
When I talked to my my colleague like that, he will say it coldly with a disgusted look.
“You came back to Japan in July last year. Last year, June was hot like summer, and in July it was all rain. Same in August. That was weird.”
Somehow I felt strange when I’m told as if I’m weird.
Anyway, a hot summer has just started.

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Floral Friday #126


 夏休みが近づいてきたからか、通勤電車から高校生の姿が減ってきたような気がしている。試験期間も終わりなのだろう。電車の中で熱心に勉強している高校生も少しはいるが、多くはそろそろ試験も終わってどこで遊ぼうかと相談でもしているに違いない。去年と違って、夏フェスも今まで通り。若い人が夏に浮かれないようではむしろ将来が不安になる。
 さて、こちらは静かになった電車で勉強させてもらおうかな。それが日本風。

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Floral Friday #125


 今日、7月14日は、日本では革命記念日とかパリ祭とか呼ばれ、北米ではバスティーユ・デイ(Bastille day)と呼ばれているが、フランスの多くの人は単に7月14日(Le Quatorze Juillet)と言う。
 フランス共和国としての建国記念日である。各地で花火が打ち上げられ、シャンゼリゼ通りは軍事学校や機械化部隊から外人部隊までの軍事パレードと式典が続き、それをテレビが延々と放送する。毎年ツール・ド・フランスの期間中にあたり、その特別な日のレースは、今年はリヨンに近いGrand Colombierの山岳コースだそうだ。
 そんな他人事のような7月14日は、知人が式典に出ることを嬉しそうに語るのを見て、突然身近なものになった。そして同時に、自分が移民として受け入れてもらっているのだと感じた日でもあった。写真はそんな時期にフランスで撮影したもの。