Cross Cultural, Photo

Floral Friday #199


 急に朝晩に暖房が欲しいなと感じ始めたと思ったら、あっという間に初冬の花が咲き始めて、ようやくいつもの季節に戻ってきたような安心感を感じている。寒くないに越したことはないのだが、ずっと夏ばかりでも困るし、寒くならないものどうも違う気がする。常春の国に住めたら良いななんて考えていたが、常夏よりは良いにしても、季節が多少ある方がかえって楽と言うものだ。DNAに記憶されているなんて言い方もあるが、人は多少の変動がある方が健康でいられるような構造なのかもしれないなんて考える。

 まあ、正直言って、どうでも良い話ではある。夏に美味しい冷たいものを食し、冬に美味しい温かいものを食す。その間の春と秋は、豊かな作物をおいしくいただく。結局は食欲なのかと反省。

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Floral Friday #198

 

 コンクリートの壁を横切る微かな光に、
 線香花火のようなハゼランの実が
 チチと音を立てていた。
 その真紅のスパークは夜よりも昼下がりに輝き、
 そのエメラルド色の発射筒は控えめに揺れ動く。
 ようやく過ぎ去った溶鉱炉のような秋が、
 街に残した翌年の宿題。

 さて、どうしたものか。やりたいことはいくらでもあるというのに、そのやりたい事が多ければ多いほど、時の進みは加速する。先日まで待ち遠しかった週末が、今は月曜日を迎えた途端にやってくるようだ。その暴力的なまでに加速する時を味方につける術を未だ知らない。