Even if the surface of the water is still, water is still flowing beneath it.
たとえ水面が静まり返っていても、水はその下を流れている。
A Part of Mostly Monochrome Monday
capturing in prose

柔らかな晩秋の光の中で咲く四季桜をソフトに撮りたくて、花弁にフォーカスしながら絞り解放近くでシャッターを切ったら、ちょっとやりすぎだったらしい。デジタルでも撮影結果は家に帰るまで見ないので、いつも帰ってから後悔する。あぁ、やっぱりブレてたとか、気が付かなかったものが映り込んでたとか、写真を撮る人ならよくある後悔である。
以前は真剣に撮る時にはモノポッドを持ち歩いたりもしたが、しっかり準備して撮った写真は案外面白くないことに気づいてからというもの、滅多に持ち出さない。それどころか、いくら撮ってもお金がかからないフィルムカメラのつもりで、準備もせずにただ撮るようになった。その結果がこんな写真になる。後ピンだろうが夢見ているような柔らかなイメージは確実に撮れている。だからそれで良いのである。売り物じゃないし。
四季桜は大抵は10月くらいに咲く桜である。白っぽい10月桜とは少し違うらしいが、どちらも10月頃に咲く桜でもあるし、四季桜の横に10月桜などと書いてあったりするので、正直どちらがどちらか分からない。
以前住んでいたブルターニュにも10月桜の並木のようなところがあって、車で通りながら桜を楽しませてもらったが、フランス人と話してみると、案外桜がいつ頃咲くのか知らない人が多い。だって夏にはサクランボがなるんだから咲くのは3月とか4月でしょう?と説明してみても、あまり興味はなさそうである。そんな相手に「実は桜は種類によって咲く時期が違うんだよ」なんて言ったら、きっと混乱するだけだ。だからそれで良いのである。美しいんだし。
