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Floral Friday #145


 上手に作られた花壇はどんな季節であっても美しいものだが、上手すぎて季節感が湧かないこともある。今年の秋は夏のようだったから尚更、どの花がいつ咲くものか、よく分からなくなってきた。紫色の花のイメージは晩夏から初秋だと勝手に思っているわけだが、いまだにあちこちにカラフルな色が残っている。
 だから先日咲き始めたサザンカにはホッとしたのだが、ソメイヨシノよりも花と同時に少し葉のひらくヤマザクラの方が好きなひねくれ者なので、サザンカも少し花びらが落ちた姿が待ち遠しい。
 写真はもしかしたらアンゲロニアだろうか。この秋はあちこちの花壇で見かけた気がするが、流石に11月に入ったらもう終わりらしい。

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Floral Friday #144


 柔らかな晩秋の光の中で咲く四季桜をソフトに撮りたくて、花弁にフォーカスしながら絞り解放近くでシャッターを切ったら、ちょっとやりすぎだったらしい。デジタルでも撮影結果は家に帰るまで見ないので、いつも帰ってから後悔する。あぁ、やっぱりブレてたとか、気が付かなかったものが映り込んでたとか、写真を撮る人ならよくある後悔である。
 以前は真剣に撮る時にはモノポッドを持ち歩いたりもしたが、しっかり準備して撮った写真は案外面白くないことに気づいてからというもの、滅多に持ち出さない。それどころか、いくら撮ってもお金がかからないフィルムカメラのつもりで、準備もせずにただ撮るようになった。その結果がこんな写真になる。後ピンだろうが夢見ているような柔らかなイメージは確実に撮れている。だからそれで良いのである。売り物じゃないし。

 四季桜は大抵は10月くらいに咲く桜である。白っぽい10月桜とは少し違うらしいが、どちらも10月頃に咲く桜でもあるし、四季桜の横に10月桜などと書いてあったりするので、正直どちらがどちらか分からない。
 以前住んでいたブルターニュにも10月桜の並木のようなところがあって、車で通りながら桜を楽しませてもらったが、フランス人と話してみると、案外桜がいつ頃咲くのか知らない人が多い。だって夏にはサクランボがなるんだから咲くのは3月とか4月でしょう?と説明してみても、あまり興味はなさそうである。そんな相手に「実は桜は種類によって咲く時期が違うんだよ」なんて言ったら、きっと混乱するだけだ。だからそれで良いのである。美しいんだし。

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Floral Friday #143


 この写真を撮ったのが3週間ほど前で、さすがにフレッシュなバラや春秋の花はもう少なくなってきた。そろそろ1年で一番花の少ない時期を迎える。幸いなことにあたたかな横浜は、1月の半ばになれば梅やらシクラメンやらが咲き始めるから、冬枯れで花もない期間はほとんどない。花の写真のネタが切れたら’Frozen Friday’とか’Fragmented Friday’というシリーズに短期切り替えているが、まだもうしばらくは’Floral Friday’が続けられそうである。

Photo, photo challenge

Floral Friday #142 (LAPC)


English text at bottom.

 バラの花弁が果たして正確に対数螺旋を描くのかどうかはよく分からないが、少なくともそれに近い形状でできており、極座標系 (r, θ) で
 r = ae where a > 0.
と表現され、回転が拡大縮小と同意となる変形をもたらす点においても極めて美しい。渦巻銀河も、熱帯低気圧の雲も、ひまわりの種も、松ぼっくりも、どれも皆対数螺旋(のようなもの)で出来ている。ハンガリーの作曲家ベッラ・バルトークの作曲技法と言われる中心軸システムでもこの螺旋構造が出てくるが、音楽理論には明るくないのでよく分からない。

 で、そんなことはどうでも良いわけである。甘い香りに包まれながら、ぼうっと眺めていれば十分なのだ。

There are several meanings in symmetry and typically, in mathematics, the quality of having two parts that match exactly, either when one half is like an image of the other half in a mirror (Cambridge Dictionary). It is called ‘reflectional symmetry’. One of other important definition is ‘rotational symmetry’ and the shape is exacly same when it rotates 90 degrees for instance. There’s another important idea called ’similarity (geometry)’ where you may find exactly same shape after scaling (enlarging). Interestingly, a shape of rose petals has a very special nature. When you rotating a flower head, you may find rotating means enlarging.
I don’t want to spend your time to explain those type of mathematical things but, anyway, my conclusion in Japanese text was, ‘roses are roses are roses’ then it is always beautiful.

LENS-ARTISTS CHALLENGE – SYMMETRY.

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Floral Friday #141


 秋も深まり関東では乾いた風が吹き始める時期に、冷たい雨が降るとブルターニュを思い出す。彼の地では、秋から冬にかけては小雨とわずかな晴れ間が目まぐるしく入れ替わる季節。ブルターニュではいつでも雨が降っているなどと揶揄されるが、決して降水量が多いわけでもない。それでも、雨の降らない日はないのではないかと思う程度には小雨が降り、いつ不意に雨が降っても良いように、撥水のコートは手放せない。時々あるストームは別にして、大した雨ではないから傘は必要ない。どのみちストームがくれば傘など役に立たない。秋から冬を超えて春にかけては、雨が降るのがブルターニュなのだ。

 関東だって秋は雨と晴れが交互に来る季節なのだから、こんなに恵まれたことはない。肌寒い秋と爽やかな秋を交互に楽しめるのは今しかない。だから雨の日を嘆く必要などない。柔らかな肌色が静かな秋バラを引き立てているのは弱々しい光と雨粒なのだ。雨が降れば緑が洗われて輝き、コントラストの低い落ち着いた色合いを感じることができるのもこの季節ならではの楽しみだ。写真は、横浜、港の見える丘公園のそばにあるバラ園にて。