Cross Cultural, Photo

Floral Friday #226


 日差しがあるとなんだか楽しい気分になるのは、もしかすると生命を感じるからかもなどと、大袈裟なことを考える。いや日差しがないとそもそも生きていけない生き物なのかもしれないと考え始めた時点で、すっかり梅雨にやられていると言うものだ。花が咲き乱れ、蝶が舞う公園の片隅で、キラキラと輝く空気を感じていたいのは、当たり前と言えば当たり前なのだろう。
 雨降りが続いたって大きな葉の下では雨が止むのを待つ昆虫もたくさんいるし、先日切ったクズの葉からうっかり落ちてきた黄金色の毛虫だって、大急ぎで別な葉の下に隠れたくらいで、たまたま晴れたら目につく場所に命が湧いてくるように見えるだけなのだ。つるに躓いた右足の真っ白な靴の下に、どれだけの生き物がいるかなどわかるはずもない。
 大体において、梅雨の中休みで真夏のような日が来たらホッとするのかと言えば、そんなことはない。蒸し暑くてたまらんと不平を漏らすのだ。そんなことも含めて梅雨が続く。