Art, Bonne journée

Bonne journée (5)

秋は行楽の季節である。夏のようなどこまでも明るくまぶしい季節ではないが、落ち着いたトーンの光にあふれている点では、夏以上に風景が眩しく見えることすらある。FMからは、音楽と共に楽しげなトークが聞こえてくるとなれば、急ぎすぎない日常が心地よく感じてくる。もちろん、三連休ともなれば、気が遠くなるような渋滞情報も聞こえてくるのだが。

10月の江ノ島周辺の海は、相変わらず夏のようにサーフボードとヨットでいっぱいだ。海岸で日焼けを楽しむ人は、真夏に比べればずっと少ないが、すぐ近くの葉山の海のような静かな海ではない。江ノ電のゆっくりと流れる車窓からは、夏と間違えてしまいそうな輝く海が見え隠れする。停車する駅から古い寺社に向かう人が散見されなければ、夏はもう終わることがないのだろうかとさえ思えてくる。それでも、もうじきこの最後の夏のかけらも影を潜め、初冬の心地よい寂しさがやって来る。

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Bonne journée

Bonne journée (4)

ハロウィン(Halloween)はケルト由来らしい。アイルランドやイギリスやアメリカに親しい知人がいないから、どのくらい重要な行事かはわからないが、少なくとも、子供たちには相当楽しみな行事に違いない。おばけとお菓子の組み合わせなんて、無視できない誘惑である。輸入食品屋さんの店先を見るだけで、十分伝わってくる。

Wikipediaによれば、カソリック系の行事だから、プロテスタントが多い地域では、翌日の諸聖人の日だけが抜け落ちて、お楽しみの部分だけが残ったということだ。日本のハロウィンはアメリカから入れたようなところがあるので、楽しければそれで良しなのかもしれない。 Continue reading “Bonne journée (4)”

Bonne journée

Bonne journée (3)

一色海岸9月の葉山の海は、思いのほか静かな海である。サーフボードを抱え、森戸から一色海岸の車のすれ違いにも気を遣う狭い道を歩く人もまだ多く、午後の海を見れば必ず誰かを太陽の反射の中に見つけるが、それでも片瀬海岸のような喧噪はない。

三浦半島はさして遠くないが、かと言って週末の度に訪ねるほどは近くない。横浜横須賀道路で外洋の潮が洗う三浦の先まで行くのも簡単だから、葉山に立ち寄る機会も少ない。それでも、葉山は、独特の景色で訪ねる度に魅力を再確認する場所でもある。海沿いの道は所々で極端に狭くなり、海辺の旧い街並みに風情を感じる一方で、洒落たレストランや美術館やマリーナなどにリゾートらしさを見つける場所でもある。訪ねる度に新しい発見がある。

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Bonne journée

Bonne journée (2)

BQTもう秋分の日も近いというのに、まだ蝉はないてるし、気温は33度もあるしで、そんな時には数学である。頭がボーッとしている今が良い。我慢大会というよりは、攻めの姿勢と考えたい。

小学校で円周率を「約3」と教えていたというのは、文科省によれば誤解だそうだ。今も昔も”3.14″と教えていることに変わりはなくて、ただ、少し前は、手で計算する時は3でいいよ、3.14使う時には電卓で計算してねということらしい。何で電卓なのかはさておいて、そもそも、どうして3.14なのかは子供達に伝わったのか。
パイプの周りに巻くテープは、直径の3倍より少し長いからね。どの位長いかというと、3.1倍より少し長いくらいだよ。3.1倍より少し長いというのは、どの位長いかというと、3.14倍より少し長いくらいだよ。3.14倍より少し長いというのは、どの位長いかというと、3.141倍より少し長いくらいだよ。…以下、無限に続く。
などと教えてるとは思えない。もはや、連分数の説明でもしたほうが簡単だ。

 

少し大人になると、無限に続くということの意味も分かるようになるだろうが、1/3を小数で書くと無限に続くというのとは少々違うというと、高校生でもかなりの割合で理解していないだろう。理解しなくてもあまり困らないからそれで大丈夫と言われそうだ。「あまり」というのがポイントだが。
ということで、円周率は3.14と覚えておけばだいたい大丈夫ということになっている。精度が必要な場合というのは、大抵、コンピュータに計算してもらうような場合なので、ざっと手で概数を計算する場合は3.14で概ね間に合う。

そうなると、桁数の多い円周率の覚え方は、基本的には趣味の世界である。実は、「基本的には」というのもポイントだが、ここには書かないことにする。
円周率の3.14は、ほとんどの人にとって暗記している数字だから、語呂合わせで覚える必要はない。もしかすると、大化の改新が何年かという問題より簡単だ。だが、355/113を知っている人は少ない。人によっては意味不明かもしれないが、整数で扱えるので覚えておいて損はない。
語呂合わせと言えば、定番はこれである。
「産医師異国に向かう、産後厄なく、産婦みやしろに、虫散々闇に鳴く」
3.14159265 – 358979 – 3238462 – 643383279
意味があるようで、案外意味不明なので覚えやすいかどうか、微妙なところだ。子供の頃に習ったが、子供が覚えやすい内容でもない。よほど数字で覚えたほうが簡単だろう。それでも「産後厄なく」までは覚えていたので、母国語のありがたさかもしれない。
ちなみに、今Wikipediaで調べたら、英語版のひとつは、
“Yes, I have a number.”
(3.1416 小数点以下4桁までで四捨五入)
だそうだ。もちろん、単語の文字数を数える。
書いて数えるなら数字で暗記しろというのはさておいて(多分そんなひとはいないのだろうけど)、再帰的表現のメタ文字列というのがすばらしい。

技術畑の人なら、自然対数の底も時々お世話になるかもしれない。自然対数の底
e = 2.7 1828 1828 45904
は、こう教えられた。
「鮒、一把(わ)二把、一把二把、至極惜しい」
Wikipediaには少し違う例が載っていて、「一把二把」の代わりに「一鉢二鉢」となっている。まあ、こちらは手計算することは滅多にないだろうが。

さて、冒頭の3.14で計算する時は電卓でいいよという意味だが、どうやら、小数の乗算を学ぶ前に幾何を習うからという理由らしい。円周の長さは直径のπ倍であると知っても、掛け算のしかたをまだ習っていないというのである。2の3倍は6ですよという意味と2の3.14倍は6.28ですよということの間には、大きな概念のギャップがあるという事には無頓着な、意味不明の理由である。π倍と小数倍の違いはまだ分からなくて良い。だが、整数の掛け算を小数の掛け算に拡張することの意味が理解できなければ、電卓に現れた数字の意味も分からないだろう。
真意が伝わったと思いたい。よくある「答えは30秒後」というわけもなく、答えは30年後なのだから。

Bonne journée

Bonne journée (1)

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先日、文章がかたいと言われたので、少し軽めのものも始めることにした。文章が固いという指摘ならまだしも、文体が硬いのはこのブログのスタイルなので、砕けた文章にはしない。ご容赦を。

横浜近辺は暑い夏がまだまだ続いていて、もうこのまま夏は終わらないのじゃないかと心配になってきた。暑いと思考も停止、延々と徹夜みたいな体調が続くほうなので、秋がくるのをやめたのなら、そう言ってもらったほうが諦めもつく。気象庁の予報官の方、いっそのことどうですか?言ってみませんか?
ということで、夏も終盤であることを示す風景をいくつか。

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