Cross Cultural, Photo

(Floral) Friday Fragments #298


 先週のハロウィンの大騒ぎを見ながら、ハロウィンといえばオレンジ色のカボチャと思っていてはダメだななんて、ひとり反省していた。

 その昔はちょっと怖い死者の日と子供達のお菓子のお楽しみの日とが混じっていた。ジャック・オ・ランタンと骸骨が置かれ、子供達が学童などのイベントとして、お菓子をもらい歩いていた。それが、いつの間にか若者が仮装して飲み歩いて大騒ぎするイベントになり、今はまた、子供達のイベントに変わってきたような気がしている。違っているのは、子供達が一様に凝った仮装をしていると言うことか。そうなると、かぼちゃのオレンジ色が街中に目立つことには違いはないが、ずっとカラフルになる。大規模商業施設を歩いていれば何十人もの仮装した子供たちとすれ違う。オレンジ一色などではなく、極彩色の世界である。

 フランスにはハロウィンはほとんどないし、日本でも飾り付けは商業施設に少しあるだけではある。もちろんイベントをしている商業施設なら派手な骸骨のディスプレイもあるが、普通の街中は至って静かだ。その静かな普通の街は、案外オレンジ色をしている。ハロウィンではもちろんない。秋はオレンジ色が多いのだ。

 店頭には早生みかんが並び始め、柿と隣り合わせでオレンジ色をアピールする。春はピンクや白が多かったのに、秋になったら花はオレンジ色が目立つ。ふと落ちてきた桜の葉も柿の葉もオレンジ色だ。そうか、勘違いしていた。ハロウィンがオレンジ色なのではなく、街がオレンジ色なのだ。冬至までもう少しある。かぼちゃの出番は案外これから。

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