
あれ?秋晴れって何だっけな。
ふと疑問に思ったりする。秋雨が上がり、移動性高気圧に覆われてカラッと晴れた状態を秋晴れと言う。そう思っていたし、慌てて調べてみたらそう書いてあるサイトが多い。秋の台風が通り過ぎた後の青空なんて書いてあるサイトもある。でも、思うのである。それって頭で考えた情景じゃないのと。
秋雨が上がって青空が出たということは、秋雨前線が南に下がって、北からの少し乾いた空気が入ってきたということが多いのだろうか。あるいは、停滞する秋雨前線に沿って南岸を低気圧が通り、太平洋に抜けて発達した状態だろうか。停滞前線は、冷たい風が優位になり、寒冷前線となって通過して行ったあと、少し強い北風が吹き込んできたという状態だ。台風も似たような状態だ。偏西風に乗って台風が南岸を通過した後、北から少し冷たい風が回り込んでくる。あまり疑問を感じるような話でもない。
今回は、それが妙な感じがしたのだった。秋雨前線が一気に下がったのならわかるが、大抵は南で上がったり下がったりを繰り返す。確かに晴れたりはするが、モヤっとした空になって、カラッと晴れたりはしない。南岸を低気圧が過ぎ去って行っても、シベリア高気圧が十分に発達していなければ、台風一過の晴れにはならない。案外10月は秋晴れにはならないのだ。11月3日は晴れの特異日なんて言われるが、逆に言えば、それまではなかなかカラッと晴れない。結局、スコーンと抜けた青空が広がる晴れは、11月の冬型の気圧配置じゃないのだろうか。
どうでも良い話であることは重々承知している。でも、頭で記憶している「定義」は、案外思い込みのような気がしてしまったのだ。秋の空って案外湿っていて、冬の空気が流れ込んできた時に、太平洋側が乾いた空気に覆われた時だけカラッと晴れる。その機会は思いの外少ないのかなと。