Bonne journée, Photo

canal

期待するように透明に輝くわけでもなく、
深緑に沈んだ底には何かを隠しているようで落ち着かないその水は、
長年にわたって内陸の街の物流を支えてきた
  流れようとしない川の生命の一部であって、
その傍らを歩く人はただその表面だけを見てきた。
生きるためのしがらみを取り去るために、
延々と続く恒例行事となった夏の休暇という時間を運ぶ運河として、
今となっては誰ひとり興味など持っていない水の行方を
  誰ひとり興味を持っていない誰かが管理する。
それでも深呼吸をするただそれだけのために歩き続ける。
携帯電話という道標にしがみつきながら。

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