Bonne journée

ブルターニュ#4

「夏のバカンスには良いところです。大西洋岸よりは案外静かですよ。ただ、おそらくはモルレーの街ではなく、少し北の街を話されているのでしょう。確かにモルレーからも船はありますが、おっしゃりたいのはもしかするとロスコフでしょうか。」
いや、海ではなく高架橋が見たいのだと言うと、顎髭をさすりながら彼はこう続けた。
「血塗られた歴史です。確かに美しい鉄道橋ですが、それ自体はさして古くはない。いや、新しい方が良いのです。教会を見下ろすような鉄道橋です。むしろその教会を訪ねられたらどうでしょう。危なっかしい鉄道橋よりもきっと落ち着きます。」

(ブルターニュ案内の4回目をアップしました。この続きはこちらから。あるいはメニューの「旅」から辿ることもできます。)

2 thoughts on “ブルターニュ#4”

  1. 目の錯覚かと、何度か写真を大きくして見つめてしまいましたが。。。これは建物が高架の下を通っているのですか?高架にくっついているのですか? 高架のあとに建物が建てられた、のですよね。とっても不思議な風景です。

    1. 面白い街ですよね。実際には高架橋と街の建物がしっかりつながっているわけではありません。でも、橋脚のすぐ横には建物があって、教会は本当にその一部になっているように見えます。近くを通った時に面白そうだからと立ち寄ってみたのですが、思ったより急坂で驚きました。リンク先にGoogle Mapへのリンクなども入れておいたので、ぜひ確認してみてください。

Comments are closed.