Bonne journée, Cross Cultural

Fête nationale du 14 juillet

日本語だと「革命記念日」とか「パリ祭」であるし、英語なら”Bastille Day”(バスティーユ牢獄襲撃日)なのだが、フランスは単に «Le Quatorze Juillet»(7月14日)と言う。アメリカで独立記念日を日付で言うのとも似ているが、「フランス国祭の7月14日」とは言っても、「フランス国祭」とは言わない。

前夜となる7/13の深夜は年越しイベントのように花火がうるさくて眠れなかったし(GoogleですらDoodleをクリックすると花火が上がる)、恒例のシャンゼリゼの軍事パレードもあっていつもと変わらないようにも見えるが、イベントはいくつも中止されたようだ。パリから遠く離れたブルターニュでも戦闘機が低空で通り抜けたりしたものだが、それも今年は気づかなかった。そもそもフランスでワクチンが義務化されるなど、誰が予想しただろう。義務は医療従事者だけとはいえ、レストランの従業員もワクチンパスポートが必要となれば実質的には同じことである。それだけフランスは追い詰められているという事でもある。

午後になってようやく日差しが戻った7月14日の夜が、いつもの静かな夜であることを願っている。