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Floral Friday #117

Bignonia capreolata(ビグノニア・カプレオラータ)という名前だそうだ。写真ではわかりにくいがノウゼンカズラの仲間で、なんとも気怠いオレンジが暑い季節を感じさせる。ただ、真夏に咲くノウゼンカズラと同じ科だと知っているからきっと暑い季節を感じるのであって、実際の花期は4月から6月。夏の花ではない。近寄ってみるとカレーに似た香ばしい匂いがして、やっぱり夏の花なのかなと勝手な勘違いをしてしまうあたりがまた面白い。別名、カレーカズラだそうである。

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Floral Friday #116

春の盛りという表現があるかどうか知らないが、春の成熟した最も強い時期を過ぎて、むしろ初夏のような気候が続いていた4月とその続きのGW。横浜だったら5月上旬といえば最高気温の平均が22度くらいのような気がするのだが、どういうわけか連日25度で、夏の花が似合いそうだった。おかげで半袖1枚で過ごせたのはよかったのだが、なんとなく夏みたいな格好で街中を歩くのには気が引けてしまったのは、世間を気にしすぎということか。
ようやく平年並みの気温に戻って思い出すのは、春はそもそも気温の振れ幅が大きい時期だということ。フランスの知人曰く、「好きな格好でいればいいんだよ」。はい、ごもっとも。誰かに合わせたところで何のメリットもない。自分が暑いと思えば夏の格好、寒いと思えば冬の格好で過ごせば良いのだ。

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Floral Friday #115

アザレアとつつじに定義上の違いはないそうだが、ベルギーアザレアのような輸入つつじを一般にアザレアと呼ぶらしい。大きな長い葉にかたまって花がついていて雄蕊も多いところをみると、きっとこの写真のつつじはアザレアなのだろうなと思うが、素人なので定かではない。何はともあれ、緑が深まる中での鮮やかなピンクを見ると、春ももう終わりで初夏が目前に迫ってきているのだろうなと感じるのである。どういうわけか、今年は以前のようなワクワクした気分がしないのであるが、きっともう少しすれば気分も変わってくるのだろう。

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Floral Friday #113

森の中の光の当たらない場所に咲くこの花を手折ろうとする若い女性がいた。一緒にいた男性にしきりに何かを語りかけながら、崖から身を乗り出すようにして彼女は指先を何度も花軸に絡めた。何度か指先に力を入れたように見えたが、しかし結局は思いとどまったようだった。その動作には少し不快な気分にさせられたが、花に近づいてファインダを覗いてみれば、この花を手にしたいと思うその気持ちだけは理解できた。