Cross Cultural, Photo

Floral Friday #210


(日本語は下に)
This photo was taken in late February last year. I actually wanted to post a photo from this year, but I didn’t have enough time to take photos. They bloom in a park just a five-minute walk away, but I don’t have a time to see them during the day, so it can’t be helped. Even on weekends, I have had something to do and it was too cold in February to just throw on a coat and go out in my short spare time.

 この写真は昨年の2月下旬に撮ったもの。本当は今年の写真を載せたかったが、撮っている時間がない。歩いても5分ほどのすぐそこの公園に咲くのだが、明るい日中にまとまった時間がないのだから仕方ない。週末もひと息つくのは夕方。そんな時もあるよねと思いつつも、ちょっとした空き時間にさっとコートを着て外出するには寒すぎる2月だった。
 でも、これでも暖冬なのかなとも思わないでもない。確かに日本海側の雪は記録的な量だし、強力な冬型が連続してやってくるのも久しぶりのような気もするのだが、12月はかなり暖かかったし、冬型が緩むと東京あたりはかなり暖かい。平均してみたら案外気温が高かったなんてこともあるかもしれないと時々考える。
 悩むような話ではない。考えても結果は変わらない。それなのにどうしてそんなことを考えたりするのだろうと疑問を感じ始めたら休みどきである。TODOリストの長さも一向に短くならないが、税金も納めたことだし、そろそろ菜の花でも見に行こう。

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Floral Friday #209


 水曜日の写真(Wordless Wednesday)はこの花畑の隅の部分を撮ったもので、ある意味同じ場所の同じ被写体の写真なのだが、雰囲気が少し違って見えないこともない。写真の楽しみは、単に光を記録しているだけで筆の運びといった技術や工夫がないにも関わらず、切り取り方や光の捉え方で異なる結果が得られることかなと思う。だから案外奥が深いのに、素人でも手が出せるアートになり得るのだろう。

 写真の場所は南房総の花摘み園で、観光花摘みの裏には出荷用の畑もあったりする。最近は夏場以外は観光客も少なくなっているらしいが、温暖な気候を利用しての花の栽培は長年続く房総の産業のひとつである。その南房総を、横浜からそう遠くない場所にある美しい場所として、冬場にも時々訪ねてきた。聞けば、昨年の夏の猛暑で苗がよく育たず、今年は出来が良くないとのこと。確かに昨年に比べるとだいぶ花も少ない。観光花摘みは高齢化も進んで廃業する畑も多く、気候変動がそれに追い打ちをかけているのかもしれない。
 ジャックマイヨールが愛した館山、青木繁が愛した布良、海があり山があり、冬でも花が咲く温暖な房総。のんびりするには良い場所である。

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Floral Friday #208


 今年もちらほらと梅の花が咲き始めていて、種類によってはすでに満開になっているものもある。ところが、この写真の梅が咲くことはもうない。この梅は、小さな梅林の一部であったが、気付けば完全に伐採されてしまっていた。もう作り手がいないのか、近くで建設が続く老人ホームに売却されたのか、あるいは隣の駐車場を拡大するのか、今は更地のままだ。ノスタルジーでは梅林を維持することなどできないが、少しだけ寂しくもあるので、写真をここにアップしておきたい。

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Floral Friday #207


 5年ほど前の今頃、散歩していた時に撮った写真である。見るからに空気があたたかい。緯度は北海道よりも北の地域なのだが、暖流が洗っているから冬でも温暖なのだそうだ。暖流とはメキシコ湾流。もはやアメリカでは「アメリカ湾流」なのかもしれないが、このメキシコ湾流が蛇行することがあると、この辺りは急に寒くなる。蛇行する要因の一つは温暖化だそうで、温暖化が進むと寒くなる例外的な地域ということになる。滅多に雪も降らない。寒い日はもちろんかなり寒い地域ではあるし、冬の間は滅多に晴れないので、体感はさして暖かくない。それでも北海道より北の地域でこの時期にこんな風景を見れば、地球って面白いなと実感する。

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Floral Friday #206


 そろそろ山茶花から梅の花の季節に移りそうな時期。この輝くようなピンクの山茶花も、撮影直後に切り詰められてしまったから、もう咲いていない。どうやら手入れする時期というよりは、あまりにも外に広がりすぎて周囲に迷惑となりそうだからという理由で慌てて切られたようで、なんだか少々寂しい。残念でもそれが現代社会というもの。花を楽しむ人もいれば、散らかった花びらを掃除する人もいる。通行の邪魔になることもあるし、誰もが等しく満足できるなんてことは全くない。もう少し許容範囲を広げてさまざまな思いを受け入れることが必要なのだろうけれど、時代が変われば人も社会も変わる。少々余裕がなくなっているのは事実だけれど、春は必ずやってくる。