Cross Cultural, Photo

(Floral) Friday Fragments #244

 
 秋になれば稲から始まって、ススキもセイタカアワダチソウもブタクサも風に揺られ、なんだか鼻がムズムズする。セイタカアワダチソウは帰化植物でススキと競合するとか、セイタカアワダチソウが蔓延ると自家中毒で次第に勢力が弱まるとか、なんだかあまり良いイメージがない。おかげで秋の黄色い花は、推し並べて悪そうな感じがしてきてしまう。なんだか嫌だなあ、なんて黄色い花を見ながら思うのだ。

 ところが、よく聞くと、秋の花粉症はブタクサであってセイタカアワダチソウはあまり花粉を出さないのだそうだ。帰化植物の上にどんどん広がるから、花粉の原因もセイタカアワダチソウだと思っていたのは誤解であった。なんだ、そうかブタクサか。帰化植物だからと言ってそんな目で見てはいけないな。ブタクサが犯人だった。

 そう思って調べたら、ブタクサも帰化植物とのこと。世界は小さい。