
そろそろ山茶花から梅の花の季節に移りそうな時期。この輝くようなピンクの山茶花も、撮影直後に切り詰められてしまったから、もう咲いていない。どうやら手入れする時期というよりは、あまりにも外に広がりすぎて周囲に迷惑となりそうだからという理由で慌てて切られたようで、なんだか少々寂しい。残念でもそれが現代社会というもの。花を楽しむ人もいれば、散らかった花びらを掃除する人もいる。通行の邪魔になることもあるし、誰もが等しく満足できるなんてことは全くない。もう少し許容範囲を広げてさまざまな思いを受け入れることが必要なのだろうけれど、時代が変われば人も社会も変わる。少々余裕がなくなっているのは事実だけれど、春は必ずやってくる。