Bonne journée, Cross Cultural

TRES SALE

 逆に、フランス人からすると日本のゲームやアニメの一部は、児童ポルノすれすれの内容に見える場合があると思います。よく、こんなものがパブリックな場所にあるなと思うこともあるようです。個人的にもそう感じるものが多々あります。そもそもアイドルと呼ばれる人たちが許容できる範囲を少し超えているように感じることがあります。
 このような書き方は大変申し訳ないのですが、電車というパブリックな空間の中で化粧をしている姿を見ると、週刊誌のグラビアの際どいページを開いているような感覚になります。批判するつもりはありません。ほとんどの人が不快感を感じないのであれば、きっと問題ないのだと思います。あくまでも個人の感性の差だと思っています。

 むしろ、ここでちょっと気になるのは、そうした個人的な感覚の差異がトイレや性に関する内容であった場合に、途端に情報がなくなることにあります。
 最近は時々情報が出てきますが、出先できれいなトイレを探すことは容易ではない場合があります。日本ではほとんど問題ありませんが、フランスではとても入れないトイレがたくさんあります。面白いことに、使用した後で個室を出ると個室全体が自動的にシャワーで洗われるというものを見たことがあります。それだけ汚く使われることがあるということなのですが、全体が洗浄されて濡れたトイレはかえって使いにくい感じがします。この手の情報は、話題にしにくいのかほとんど情報がありません。

 下着の情報も案外話題にしにくい気がします。店舗で買う時に他人の目が気になるという人も少なからずいると思います。下着は必ずオンラインで買うことにしているという知人(男性)がいました。ただ、オンラインで買ってみたら案外透け感が強く、スポーツクラブのロッカールームでトランクスになるのが気になることがあったとのこと。普通のありきたりなトランクスとは言え、男性ばかりの誰もが服を脱ぐロッカールームであっても、パートナーから透けて見えると言われた下着では着替えにくいこともあるだろうと思います。気になったので、オンラインショップにコメントしたら、程なくして「透け感あり」といった表記がされるようになったそうです。人によっては当然気にならないと思いますが、なかなか日常会話にはなりにくい内容だなと思います。

 似たような話で、レビューで履き心地が良いとの評価の高い知られたブランドの前あきボクサーは、買ってみたらお尻が当たる背面の縫い合わせが擦れてヒリヒリするし、前あきの合わせが足りないのか、特に目覚めの時に時々飛び出てしまってちょっと困ることがあるようなものでした。この手のものは、レビューのページには、多少の忖度はあるのでしょうが、案外遠慮なく話題にするのは少し躊躇するような内容も書かれたりします。
 その後の商品は、縫い合わせも前あきも改良されたようでした。オンラインショップのレビューは、こうした日常の話題にしにくい内容に合っているのだなと感じます。日々の会話では、相手がどう感じるかを常に気にしなければなりません。さすがに職場の会話でもこうしたことには触れません。

 個人的感覚が大きい話題といえば、トイレの便座のサイズという話もありました。現在の日本の便座のサイズは、エロンゲートと呼ばれるもので、以前のレギュラーよりも大きなものが使われている場合が一般的です。家を建てたりリフォームしたりしない限りサイズを考えることはありませんが、これも情報の少ない話題かなと思います。
 大手のTOTOのいくつかのモデルは、確かに図面上はエロンゲートですが、座ってみるとほんの少し小さく感じるものがあります。水回りの工務店のWeb記事によれば、省エネルギー化のための構造変更を行なった関係で、ヒンジの部分に近い座面の部分が少し曲げられ、座った時にちょっと狭く感じるようになったのだろうとのことでした。そのような情報は、丁寧に探してもほとんど見当たりません。でもこれも男性によっては気になることであって、浅く無造作に座ると前後の長さが少し足りないと感じる場合があります。余裕のあるエロンゲートであっても、体の状況によっては一部が便座に触れてしまう場合があるのは仕方ありませんが、わずかな余裕の違いでも気になると言えば気になります。あまり気持ちの良いものではありませんし、家族しか使わないと言っても、気を使います。
 我が家を担当してくれた建築士さんは、慣れたように不快感の少ない表現でこうしたことを説明してくれたことを思い出しました。手慣れたもので、音のことやドアを開けた時の見え方、女性固有の問題、男性固有の問題など、素人には気付きにくい内容を、不快な感覚を与えることなく丁寧に説明していました。

 今回は、ちょっと話題にしにくい内容をあえて書いてみました。世の中に普通にあって、個人的に児童ポルノや高校生ポルノに見えて不快感を感じる内容については、ここでは詳しくは触れません。これ以上は、話題を不快に感じる人が急速に増える内容だろうと思います。ひとつ言えるのは、インターネット上に何でも書かれているような時代であっても、話題にしにくい事が案外多いという事です。もちろん個人差はあります。学生時代に同級生の女性が、彼氏との性の話をランチを食べながら普通に話しているのを聞いて、随分とオープンだなと思ったこともあります。環境や時代もあるのかも知れません。

4 thoughts on “TRES SALE”

  1. 前もって「お断り」のポストを書かれるところがとってもジャポネーゼです。笑。

    確かに!日本の車はキレイですよね!みんな新車なの?!って目を疑ったくらいきれいでした。

    キャナダもトレトレサルのがたくさん走っています。うちのマツダも砂埃と隣の家の木から落ちてくるサップでべとべとです。それでもオッケー!笑

    1. やっぱりこの手の話を日本語で書く時は気にします。特に2ページ目のような、排泄と性に関連する話は穢れ的な見方をする人がそれなりに多いので気を遣うところです。フランスのアパルトマンを見に行ったらゲスト用とは別に、ベッドルームに直結のお風呂がついていて、「何でガラス張りにしなかったのかな」と言うフランス人と、「ベッドルームにお風呂なんて」と言う日本人とがいて、カルチャーギャップに笑いました。車も気を遣います。日本から仕事で来た人を乗せますから、時々はキレイにしておかないとダメです。学生の乗ってる車なんて、後ろ見えないんじゃないかってくらい汚いですけどね。

      1. 2ページ目があることに気づかないでいました!
        こういうトピックは確かにブログの記事としては取り上げることが少ないですよね。SNS(XやThreads)に上がってくると、結構オープンにコメントする人はたくさんいますが(言い逃げっぽい印象を受けることもあります)。

        でもとても興味深い内容です。フランスでトイレを「丸ごと」洗うことがあるなんて、初めて聞きました!
        トイレの便座の大きさも、言われてみて初めて「なるほど!体の作りが違うのだから、どちらか一方の性に合わせてデザインするわけにはいけないんだ。」と気づきました。

        電車の中などの公共の場でのお化粧は、女の私がみてもドキッとします。なんなのでしょう、あの感覚。スカートのはしがパンツに挟まってパンツが見えていることに気づかないで颯爽と歩いている女性をみてしまったような(表現が長い)感覚になります。乾いた唇にリップをつけるのも、私は人前ではしたくないのですが、、、先日はズームミーティング中にリップクリームを塗ってる同僚がいてドキッとしました。笑。

        こういう話題、時々するのもいいかと思います。特に、男性の視点、女性の視点、両方を聞けるのは興味深いです!

      2. じゃあ、もう一度くらい取り上げますか。クロス・カルチャーが本来の趣旨ではあるので、フランス人の友達の娘さんの彼氏の話とか、公園やベランダの日光浴とかは比較的クリーンな話かなと思います。トイレの話も取り上げなかった話が少しあります。書くならしっかり書くというスタンスじゃないとだめだとは思いますので、再び2ページ構成で。ただし、明らかに半数以上の人が不快感を感じるレベルの話は触れません。そっちの方が色々あるんですが、さすがに…。

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