
これがヒメジョオンなのかハルジオンなのかと問われると、もしかしたらヒメジョオンなのかなとしか言えないのが残念なところである。
子供の頃、誰に教わったか白いのが春らしいからハルジオンで、ピンクのがお姫様みたいだからヒメジオンだと信じていたが、後になって色では見分けがつかないと知って、もう区別の付けようがなくなった。そもそもヒメジオンという記憶が間違いであって、ハルジオンに対してヒメジョオンなのだ。名前が似ていて花が似ていて、でもよく見ると名前が微妙に違っているだなんて、誰がそんなことにしたんだなどと怒っても仕方ない。
花弁が細かくて反り返っているいる感じなのがハルジオンで花弁がすっきりしているのがヒメジョオンだとか、一枚一枚の葉が茎に回り込むようについているのがハルジオンで普通にすっきりとついているのがヒメジョオンだとか、1日もすれば忘れてしまうような知識では、到底区別もつかないのである。こうやって書いている間も、どっちがどっちだっけ?なんて、Webを調べながら記憶を更新しているのだが、明日の朝にはもうすっかり忘れているに違いない。
冒頭でヒメジョオンなのかなと書いているのも、花弁が比較的太くてすっきりしているからそう書いているのであって、葉のつき方を見てるとハルジオンなのかなと思わないでもない。まあ、分からないのだからこれ以上書いても仕方ない。
ところでハルジオンは春紫苑、ヒメジョオンは姫女苑なので最後の「苑」は同じでも名前としては全然違う。だからと言ってハルジオンは紫苑の仲間ではないらしいからさらにややこしい。
はっきりしているのは、どちらも北米から来た要注意外来生物というところである。侵略的外来種ワースト100だそうだ。やれやれ。