
ちょっと出遅れたけれど、菜の花の黄色が眩しい春の風景はいいなと楽しんだ。最近は2月の終わりにはこんな風景が見られるようになった。だから、感覚的には春の花というより寒い季節の花みたいになっているが、こうやって見るとやっぱり春の花なのだ。
ただ、こうして出遅れるとひとつ良いことがあって、桜のピンクと一緒に眺めることができる。先日ある田舎町の公共施設を訪ねたら、そこの掲示板には、桜の咲くローカル線と菜の花が一緒に楽しめますよと案内されていた。ポスターにはわざとらしいと感じるまでの見事な風景が掲げられていて、確かに行ってみたいと旅情を誘うものだった。冷静になって見れば、ソメイヨシノに菜花を合わせようとすると、だいぶ背ののびた菜の花になってしまうのだろうが、そんな細かなことは気にする必要はないのだろう。
写真の菜の花は、おそらく間もなくトラクターでつぶされるのだろう。半分観光であっても半分は農業なのだから、畑にすき込んで土壌改良するために植えているに違いない。この後に何が植えられるのか、ちょっと気になる。

菜の花畑を見て感じる「懐かしさ」と、桜を見て感じるそれとは少し違いますね。なんなのでしょう。
日本のこういう春の景色には、特別な美しさとやさしさがあります♪
菜の花は「畑」のような生活の中にあるような気がします。レンゲもそうかもしれません。桜はどんなに美しくても、どこかその時だけの他人行儀なところがあって、やっぱり役割が違うのでしょうね。そんな事を考える事自体が身に染みついた文化なのかなぁ。
あぁ、なるほど。tanuさん、やっぱり文章が、あ、ちょっとちがう、、、謎解き(?)が上手です! 言われてみて、そうだそのとおりだって思いました。菜の花には「生活の中」の雰囲気がありますっ。
きっと褒められたに違いない…、ありがとうございます。
ちなみにこの場所、動物の罠があるから気をつけろという忠告がかいてありました。それはそれで興味深いのですが、何でしょうね。