
華やかな1日の始まりを予感するような満開の桜も、どこかぼんやりとした空気を感じる午後の花見桜も、あるいはようやくコートの襟を立てずにいられるようになったなと感じる夜桜も、きっと腕に覚えのある人が注意深く写真に写し込んでくれているに違いない。そう思うと、案外桜の写真は撮りにくい。そんな捻くれた考えで桜を撮るとこうなるという見本みたいな写真かもしれない。ごめんなさい。
先日から、iPhone 15 proのプロモーションか何かで三池崇史監督が撮った「ミッドナイト」というショートムービーがYouTubeやAppleのサイトに上がっているが、全編iPhone撮影だそうで、そのメイキングビデオがこれまた楽しい。いや、宣伝じゃないか?なんて言う必要はなくて、宣伝だとハッキリわかる説明に妙に説得力があるのも良い。そしてショートムービーがもちろん素晴らしい。多作な三池監督は、オファーが来た順に映像化可能であればどんなものでも引き受けるとどこかで語っていたそうだけれど、楽しんで撮っているんだろうななどと思う間もなく、どんどん引き込まれる。だからこそ、本編以外にメイキングビデオまでも楽しめるのだろう。だって、本編見てたらどうやって撮ってるんだろうなんて考えている余裕はないのだから。
さて、そんなことも考えながら撮ったわけでもないが、今週のFloral Fridayは、iPhone撮影である。残念ながらiPhone 15 proでもなければ動画でもない。せっかくのピンクが黒っぽく影になってるなんて言わず、温かい気持ちで見ていただければ幸いである。


「ミッドナイト」の制作風景、探して見てみます!すごいですね、、、iPhone 15proだけでショートムービーを仕上げてしまうなんて!言われなかったらわからないです。
この私の大好きな桜の写真もiPhoneだったのですね!これもわからなかったです。私の場合、iPhone片手にぴっと撮るものは、カメラを構えるよりも心が動いた「瞬間」を切り取るのに向いているようです。ただ、シャッタースピードが速くすべてがオートだから、という理由もあるのですが。笑。
全てオートで任せっきりでカメラが小さくて軽いってことは、良いなって思った瞬間が取れたり、思いもかけない撮り方が出来たりって事だと思うのです。カメラ取り出して構えてる間にチャンスは逃げちゃうかも知れませんし、手を伸ばさなきゃ取れない場所もあるかも知れません。
今やメインカメラはiPhone、サブカメラは小さなミラーレス、滅多に出さないフルサイズ一眼という感じになりました。