Bonne journée, Cross Cultural

Hot!

English texts at bottom.

「日本ってこんなに暑かったっけな。」
なんて繰り返し言うほど暑い夏が続いている。「今日は31度までしか気温が上がらなくて、涼しいね。」と言う会話がおかしいだろうと冷静な頭で考えるのだが、考えたところでどうしようもない。朝の混雑した電車に揺られる通勤客は、冷房が入っているというのに誰もがハンカチで汗を拭き、あれほど固執していたマスクを外して悪態をついている。
「今年は異常だよね。去年はこんなに暑くなかったじゃない。」
なんて話しかければ、同僚はウンザリした目つきで冷たく言い放つ。
「おまえ、日本に戻って来たのは去年の7月じゃん。去年は6月が夏みたいに暑くて、7月になったら雨ばっかりだったんだよ。8月もあまり晴れなかったから、そっちがおかしいの。」
まるで自分が変であるかのように言われて、なんだか腑に落ちない。

パルテノン神殿が気温40度超えで閉鎖されたとか、従業員がストライキをしているとか伝えるニュースも、ふーんというだけで、どこがニュースのポイントなんだか分からない。東京ディズニーリゾートでショーがキャンセルになったというのと同じこと。

夕方の天気予報で
「今日は各地で35度を超え、暑い日となりました。明日はさらに気温が上がることが予想されます。熱中症にご注意ください。」
なんて訴えかけるように伝えるスーツにネクタイ姿の気象予報士は、どことなく違う世界に住んでいるようだ。

今日は梅雨明け。明日からが夏本番。多分。

“Is it really that hot in Japan?”
It’s been a hot summer to say the least. It might be strange to say, “It’s only 31 degrees centigrade today, isn’t it cool?” Commuters swaying on the crowded train in the morning, even though the air conditioning was on, everyone wiped their sweat with handkerchiefs, took off their masks that they stick to wear, and cursed.
“This year is abnormal. It wasn’t this hot last year.”
When I talked to my my colleague like that, he will say it coldly with a disgusted look.
“You came back to Japan in July last year. Last year, June was hot like summer, and in July it was all rain. Same in August. That was weird.”
Somehow I felt strange when I’m told as if I’m weird.
Anyway, a hot summer has just started.