Photofrosted foot 12/12, 2020 tagnoue 重たくなった右足を前に出そうと靴紐を見上げ昨日の湿り気に固定された左足を置き去りにして誰からも小さく目立たないように夜の間に硬くなった酸素を拾い上げる。無数に小石が噛んだ茶色のソールの下で凍った朝からようやく息を吹き返した冬草が声を上げることも知らずに折れ曲がる。朝霜を分けて今日を始めるために持ち上げる右足にそれを下ろすための道は待つことをしない。 Like this:Like Loading... 関連