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Floral Friday #138


 春の日は、晴れれば華やかな夏への予感を示し、降れば落ち着いた安心感を与えるものだと思うのだが、秋の日となると、晴れれば夏の終わりの寂しさをどこか感じ、降れば蒸していても次に来る冷たさを感じるものである。それが、自分だけの感覚なのか、他の誰かも同じように感じるのかはよくわからない。きっと勝手な思い込みに違いないとも考える。

 もしかすると、同じように晴れた真夏のような暑さの秋でも、陽は傾き、レースのカーテン越しに光が入り込んでくるようになるからこそ、スコーンと抜けたような夏の空を感じることができないことを寂しいと思うのかもしれない。もしかすると、薄暗い雨の日の空に冬の暗さを思い出すから、冷たい雨を想像するのかもしれない。ただ、そう思うのは、夏を過ごしたからに違いない。秋とはそういうものだ。

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