
微かな苦味と鮮烈な辛さが鼻を突き抜ける。
エストラゴンのマスタードを頂いた。老舗、ファロ(Edmond Fallot)の看板商品のひとつ。ディジョンかブルゴーニュの淡い黄色が一番知られているのだろうが、ファロには色々な香りがあるらしい。エストラゴンはヨモギの仲間らしく、香りが鮮烈で、サンドウィッチに使ってみたら、やたらと美味しい。これを選んでくれたことに感謝である。
フランスには、案外辛いものが少ない。フランス・バスクのエスプレット(Espelette)の唐辛子や身近な中近東やアフリカの食品を除けば、広く使われるのはマスタードくらいじゃないかと思う。色々な味が重層的に折り重なったものが美味しいとされる伝統には、辛さは邪魔なのかも知れない。
マスタードは例外的に使われていて、「あんなもの邪道だ!」とか言いながら、肉にたっぷりつけて食べていたりもする。「何が食べたい?」「うーん、肉」という会話はデリカシーに欠けるとか、「辛いものは苦手だ」とか、どこまで信頼して良いものやら。
というわけで、エストラゴンのマスタード。おすすめです。
ファロのディジョン、お気に入りです。
メインのマスタードは別にあるので、使う頻度的にも冷蔵庫のスペース的にもあのミニサイズの使い勝手が丁度良いのですが、もう一つ、赤いカシスも結構好きです。
エストラゴン、次回買う時見つけたら試してみようかと思います(^-^)