Bonne journée

April the 2nd

雹や強風を伴う春の嵐もほとんど来ない暖かな3月が終わってひと安心していたら、急に凍りついた朝が戻ってきた。朝8時の気温は気象サイトによればマイナス2度だそうだ。実際には流石にそこまでは寒くはなく、0度ちょうどといったところだろうが、それでも白くなった枯れ葉が日陰には残っている。吐く息も白い。

ここはヨーロッパ中央時からだいぶ西にずれていて、東京とは南中時間も1時間半くらいはずれているような気がするが、さらに結局は延期となった夏時間廃止に伴って今は1時間ずれている。だからおそらく2時間半くらいは感覚が違う。朝8時は、東京なら6時半くらいの日差しだろうか。完全には明るくない広場の向こうを野うさぎが朝ごはん食べに走り回り、誰もいない静かな遊歩道を鳥たちが飛び回る。その様子を見ながら冷たくなった手を温め、日の当たる場所に出てホッとする。

十分森の空気を吸ったら、人が増える前にウサギも自分も家に帰るのが習いである。