Bonne journée

Bonne journée (10)

20130203-00110回目の区切りの良い Bonne journée に悲しげな写真である。衰弱し枯死に至ると書かれグルグルと紐が巻かれた様子は、物悲しいという他人事のような感覚より、自らへの不安すら感じさせる。

樹木の寿命は、それが大きければ大きいほど無限のようにも感じてしまいがちだが、実際には意外に永くはない。森は大きくなった木々が朽ちて新たな若木が育つことで刷新されて行く。冬は終わりの季節であると同時に準備の期間だ。シデコブシの枝先には銀色の羽毛。春の気配がしてきた。